スケルトンリフォームがはじまりました。

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こんにちは、杉田です。

品川区のマンションリフォーム、着工しました。

築年数の古いマンションですが、駅が近く、日当たりの良い物件です。

今回は間仕切りも全て撤去するスケルトンリフォームとなります。

上の写真はほぼ撤去が終わった状態ですが、コンクリートの仕上げが荒々しく、一種不思議な空間都なっています。コンクリート打ち放しは打ち放しなりの仕上げが施されるので、普段一般の方が目にするような「コンクリート仕上げ」とも違った表情をしています。

 

スケルトンリフォームで気をつけるべき一番のことは、「設備」に関する部分です。

構造的に抜けないところ(上の写真の開口になっている部分)は竣工図や現場の壁を「叩いて」みればわかるのですが、設備の位置や配管は解体してみないとわからないことがあります。

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こちらの写真は専門業者(ユニットバス)の方に来てもらい、計画通りのユニットバスが問題なく入るかチェックをしてもらっています。

面積に余裕のある物件でも、空間は少しでも広く取りたいのは誰もが持つ心情です。

今回はほんの少し梁型加工をすることで収めることができました。

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また、設備の中でもより気をつけないとならないのは、「共用配管」です。

これは位置を動かすことも、管を交換することもできません。なぜならマンションのオーナー様のものではなく、マンション全体の持ち物だからです。

よくマンションの図面ないで「PS」や「MB」と書かれている不思議なスペースがあると思います。そのスペースが共用配管スペースとなっている場合が多いです。

小さなスペースですが、洗面所の小さな収納、廊下の本棚などに使いたくなる気持ちもありますが、このスペースは触れることができません。

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「触ってはいけない」共用配管は、上下水道やガス管といった衛生配管だけではありません。テレビのアンテナ配線も、上下階でつながっているため、どこでも好きなところに設置できない場合もあります。

 

ここまではほんの一例ですが、マンションのリフォームはマンションなりの細かいルールと技術・経験が必要となります。もし、スケルトンリフォームを設計事務所にご依頼なさる時は、デザインだけでなく事務所の経験値も勘案なさることをお勧め致します。

 

さて解体が終わったスケルトンリフォーム。完成後には全く違った表情になります。

竣工の際には改めてご紹介させてください。

オープンハウス

 

こんにちわ。保坂です。

先日、空間研究所のオープンハウスがあったので行ってきました。場所は祖師谷大蔵です。学生の時にお世話になったアトリエが祖師谷大蔵にあったので、それ以来久しぶりの祖師谷大蔵でしたが、駅も綺麗になってましたね。

空間研究所 http://www.s-d-s.net/

空間研究所の篠原さんは今国立競技場を設計している隈研吾さんの奥さんです。そうです。夫婦で建築家なのですが、別々で設計活動をしているんですね。夫婦がうまくやっていくためのコツですかね(笑)近づき過ぎず離れ過ぎず(笑)

 

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外観。コンクリートスラブと金属系の板で構成された男くさい外観です。用途は集合住宅。

 

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エキスパンドメタルを多用して外観のイメージを作ってますね。エキスパンドメタルとは鉄の薄い板に切り目を入れて両側から伸ばした建築材料です。

 

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エキスパンドメタルのスクリーンを内側から見た写真です。

 

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エキスパンドメタルと内部手摺の接合ディテールです。すいません。。。専門的で。ただこういうディテールが建築の空間を演出していく小さな要素ですので、実は凄く大事な要素なんですね。

 

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外のような中のような共用部の様子。こんなに豊かに共用部を設計出来るなんて、事業主さんは太っ腹ですね〜(笑)担当者にヒアリングした所、容積率は空いていると言ってました(笑

 

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玄関ドアのデザイン。表札はカッティングシート。インターフォンはむき出しで化粧プレートはなし。予算の都合なんでしょうね。お金をかけなくても出来るデザインがあると思います。お金をかけないから出来るデザインもあると思います。

 

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住戸の様子。住戸は箱の中に箱が入っているようなイメージで構成されています。キッチンがある箱が外の箱。写真右のコンクリートの箱が中の箱のイメージですね。

 

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これが中の箱。用途は個室ですね。

 

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これも中の箱。用途は個室ですね。

 

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これも中の箱。中の箱の開口部と外の箱の開口部をずらして設置する事によって、カーテンやブラインドの類がなくても内部のプライバシーが守られるよう意図されています。ランダムなイメージが面白いですね。

 

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外の箱の縦スリットから共用部を見た感じです。

各空間が伸び伸びと設計されていて、出来た空間も気持ち良いものでしたが、担当者は設計していて楽しかっただろうと思いました。風が抜けて視線が通って太陽があたって、それだけで気持ち良い空間ですが、設計手法によってそれをさらに感じさせるように空間を演出する事もできる設計の仕事って幸せな仕事だと思いました。

保坂

 

家具も家の一部です。

こんにちは、杉田です。

以前は住宅を支える地盤について書きましたが、今回はいろいろ過程を飛ばして、家具についてお伝えします。

建築家から見た家具には、その作り方から「造作家具」と「置き家具」の二つに分かれます。

「造作家具」は建築工事で造る家具になります。基本的には動かすことができません。

考えやすいものでは、玄関の下駄箱収納や、洗面台も造作家具に分類されます。

それに対して、「置き家具」は動かせる家具です。

ダイニングテーブルや椅子、勉強机など「建物にくっついていない家具」一般となります。

設計をご依頼頂いて、造作家具はほぼ全て建築設計に含んで設計をおこないます。

置き家具を設計する機会はごく稀にありますが、基本的には家具メーカーの家具を選んでご提案致します。

お施主様によっては、トータルなインテリアコーディネートを含めて家具からカーテン、ラグ、時にはアートまで含めたご依頼をいただくこともあります。

お施主様のご要望や好みを知り尽くした上で住宅自体を設計していますから、そこに置く家具もほとんど間違いなく住宅にあったものをご提案致します。

住宅と同じで、予算や機能を考慮するのはもとより、家具は頻繁に人が触れるものですので、手触りや数値では表しにくい「優しさ」のような雰囲気も大切にしています。

そのため、建築の勉強や研究だけでなく、家具の勉強・調査も日々行っています。

住宅くらいの建築ですと、「オープンハウス」のようなお披露目会は小規模にありますが、一流の家具メーカーとなると新作発表会は大々的に行われ、一つ一つの家具についてのデザインの意図やインテリア業界の流行など同業者を含めた情報交換を行うサロンとなります。

一部紹介すると。。。

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hhstyle.comのパーティーの様子。有名建築家クラインダイサムが富田社長にお祝いのメッセージを送っています。

 

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alfrexでは実際のキッチンを使って飲み物やフィンガーフードが振る舞われます。なかなかショールームではゆっくりできませんが、当日はソファの座り心地から家具の使い勝手まで確かめることができます。

 

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プラスチック家具のパイオニアKartelは昨年、直営の店舗が表参道にできました。

 

このように。。。

家具についてもしっかりとしたご提案が可能です。

もちろん、新築前からお使いの家具についても、レイアウトやお手入れ方法の提案もできます。

新しい家を、本当の意味でトータルに造り上げることがアンズデザインワークスのお仕事です。

家について気になることは「なんでも」ご相談ください!