「ドラえもん のび太と鉄人兵団」が大好きです。
新作ではなく、旧声優陣の方です。
あらすじ
遠い宇宙にあるロボットに支配された星。
そこのロボットたちが、地球人を奴隷にするため攻めてくる、というストーリー。
ロボットが支配する世界
ロボット星は人間が支配していましたが、人間同士の戦争によって絶滅したという過去があります。
戦争でも生き残ったロボットたちが、その反省を踏まえ、自分たち(ロボット)以外の種族、つまり人間を奴隷にしようと考えた、という、いかにもF先生ならではの発想だと思います!
ドラえもんの劇場版は全作見ていますが、おすすめを聞かれたら【魔界大冒険の旧作】と言いますが、1番好きなものと聞かれたら、間違いなく、【のび太と鉄人兵団】と答えるでしょう。
侵略者に立ち向かうドラえもん達
侵略してくる宇宙人(ロボット)のことを、ドラえもんたちは、首相官邸や自衛隊に報告します。
しかし、いたずら と一蹴されてしまいます。
仕方ないので、ロボットたちを無人の鏡の世界におびき寄せ、ドラえもんの不思議道具を携えた、いつものメンバーで迎え撃ちます。
鏡の世界ですが、ロンドンやニューヨーク、東京など、世界に名だたる大都市も破壊されてしまいます。
鏡の世界と気づいたロボット軍団を、いつものメンバーで迎え撃つべく対抗するのですが、一方的にやられてしまいます。
ちなみに、戦力は、ひらりマント、空気砲、やまびこやま、ショックガン。
いつものひみつ道具です。
万事休す!と思った次の瞬間…
ロボット星から送られてきた作業用ロボットも電子頭脳をドラえもんが改造して味方戦力として投入するのですが、敵の数の多さに徐々に不利な状況に陥ってしまいます。
ここから先はネタバレになりますので、控えます。
ロボットの歴史も、人間の歴史も同じような事を繰り返している
この、ロボットたちの星はもともと人間のいる星でした。
人間たちは、戦争により絶滅してしまいます。
生き残ったロボットたちは、自分たちで仲間を増やし独自の社会を築いていきます。
そんな中で、不足した労働力を確保するため、人間を奴隷にする事を決めました。
ちょっと怖いですよね。
スパイ目的で作られた、女の子型ロボットのリルル
ロボット軍団の一員ですので、人間を奴隷にすることに何の罪悪感もなく。
当たり前の事として捉えています。
この辺りの感覚は、大航海時代、新大陸の先住民を奴隷にした、人間を商品として売買していた人類の歴史に似ている気がします。
しかし、親切にしてくれたのび太に対しては特別扱いをしようとします。
普通の女の子と同じ感覚です。
「友達だから」と言う単純な理由なんですね。
人間を奴隷にすることには何の抵抗もないけれど、友達だと思ったのび太に対しては、ロボットと同じような扱いをしようとします。
「人間を奴隷にしてはいけない」とのび太に言われたリルル。
何とも複雑な表情、キョトンとして意味がわからない様子です。
のび太も、ちゃんと説明できないのですが、何となくのび太の気持ちはリルルに通じているようです。
ドラえもんの映画では珍しく、絶望的な展開に陥る
「もう、どうしようもない!」と思った瞬間、人間とロボットの絆が物語を大きく動かします。
スパイロボットのリルル、ほとんど人間と同じような思考で行動しますので、時々、ロボットである事を忘れてしまいがちです。
【魅力的なキャラクター】ワクワクが詰まっている!
ドラえもん達はもちろんのこと、敵キャラクターも個性派揃いです。
スパイロボットのリルル、作業用ロボットのジュドーの電子頭脳。
ある意味、人間より人間らしい一面があります。
さらに、この映画では、スネオも逃げません。
いつものように逃げようとしません。
いつもより、少しだけ男らしいです。
ジャイアンはいつも通り。
映画ならでは、やたらと男らしいです。
何度も言いますが、人間より人間らしいリルル。
この子はドラえもん映画最高のゲストキャラクターだと思います。
見た目も美少女。
その当時流行っていなかったと思いますが、クールビューティーの要素もふんだんにあります。
笑ったりはしません。
泣いたりもあまりしません。
そんなクールな美少女ロボットが最後、しずかちゃんに向けて言った言葉…
リルルの祈りとも取れる悲しい言葉とともに地球は救われる
その辺りのシーンから涙が止まりませんでした。
子どもの心を震わせるアニメってあまりない気がします。
死ぬとか生きるとか…
自己犠牲とか、説明するにはいろんな言葉はあるかもしれませんが、友達のため、と言うところだと思います。
そう言う気持ちがロボットにもあり、のび太たちメンバーの気持ちやマンション売却体験記とか真心がリルルに伝わったと言うことではないでしょうか。
わたし個人の見解なので、違う解釈をされる方もいるでしょうが、わたしはそう思いました。
ネタバレになってしまいますが…
最初のロボットを作った博士が、競争心、他人に勝ちたいと言う気持ち、そう言う回路をロボットに組み込むことによって、より科学の進歩が促される。と言っていました。
反面、「他人を蹴落としたり、戦争の引き金になったり、そう言う副作用的なこともある」と…。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]より[move]便利な社会を目指すために組み込んだ競争回路が今回の侵略に繋がった…[/move]と結論づけていました。[/moveline]
藤子不二雄F先生らしいと思います。
競争社会を否定しているわけではないと思いますが、過度な競争意識は無用ということでしょうか?
「他人を思いやるとか、そう言う気持ちがあれば大丈夫」と言ったような単純な話ではないと思います。
社会の発展に競争心はやっぱり不可欠です。
ただ、それとは別に、他者への思いやりが大切なんでしょうね。
「ドラえもん のび太と鉄人兵団」Twitter感想レビュー
ドラえもんののび太と鉄人兵団は、不朽の名作😭
最近、恋人と昔のドラえもんの映画を見るのにハマっている🌟— Atsumi🎡 (@pompomsan27) June 13, 2020
こんな陳腐なSFとは違い、昔ドラえもんの鉄人兵団で、人間を奴隷にしようとする兵団のリルルがのび太達との出会いをきっかけに反逆を起こし、兵団を倒すため、自分の存在が消えてしまうのを分かりつつ過去を改変して「生まれ変わったら天使のようなロボットに…」と願いながら消滅するのは感動したな。 https://t.co/njMRSSWhVL
— 叢雲 (@sinmkj) June 11, 2020
旧ドラえもんの鉄人兵団見てます。リルルを打てないのび太にいくじなし!と叫ぶリルル、地球侵略を、他でもないのび太に止めて欲しかったんだよな。ロボットの暴走を描くことで、人間の好き勝手を風刺してる。かなりの名作だなぁ。泣けるぜ。。 pic.twitter.com/bF6vjT7y8O
— キクラゲ (@takoyakisk1987) June 9, 2020
『ドラえもん のび太と鉄人兵団』
劇場版ドラえもんの“最高峰”を叩き出した。誰も知られずに少年少女達が地球を死守する様は、実にカッコよくて怖いと感じてしまう。
リルルと言う魅了的な敵キャラのお陰もあるが、最後の決着の付け方も子供向けアニメの域を超えている。大傑作。#1日1本オススメ映画 pic.twitter.com/030YBkAbeg— レオナ (@ClockworkReona) June 7, 2020
ドラえもんの「のび太とパラレル西遊記」と「のび太と鉄人兵団」小さい頃から好きで今でもたまに観ます。
泣いてしまうんだよね。— 若菜 (@wakameron99) June 6, 2020
まとめ
ドラえもんの映画は、子供たちが見るには難しい面もあります。
ただ、物語の進み方や戦闘シーンなど、単純にワクワクする面白い話となっています。
まだ、ご覧になっていない方は是非どうぞ!
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