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『MARS RED』1話感想|キャラの雰囲気と世界観がツボ

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以前アニメーション業界でほんの少し働いた経験のあるわたしの目線から、書きます。

目次

『MARS RED』PVを視聴してみた

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まず初めに、PVから視聴しました。

この時点でわかったこのアニメーションの内容は

  • ヴァンパイアが出てくる
  • 大正時代がモデル
  • 原作は音楽朗読劇
  • アクションアニメ
  • 声優さんが豪華(わたしの大好きな山寺宏一さん他、有名な声優さんがいっぱい)

PVはとてもオシャレな印象でした。
音楽に合わせて激しすぎる演出もなく、世界観や雰囲気を伝えることに重きをおいた演出でしたね。

キャラデザインから見て影が少なめだったので、アクションにもかなり期待できるだろうといった感じ。

少し気になった点としては3Dの背景が少し浮いているように感じたので、その辺りは本編ではどのようになっているのかな〜といったところです。

実際に『MARS RED』1話を視聴した感想

わたしとしては、初めてのジャンルに触れた感覚でした。

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″][move]序盤は音楽の雰囲気に合わせて派手すぎることなく淡々と物語が進んでいき、中盤で場面がほんの少し盛り上がり、終盤はアクションシーンがあるものの、ラストシーンに向けてしっとりとしたイメージに抑える[/move]。[/moveline]

正直、どうせ最近流行りの3Dを使った力任せのゴリゴリアクションだろうと思っていたので、この演出には驚きました。

スピード感を出しつつ、攻撃の当たるカットを省いて結論だけスッキリと見せる、オシャレな演出と言わざるを得ないですね。

『MARS RED』登場キャラについて

登場キャラは、男が多いです。
女の子キャラが大好きなわたしとしては、正直物足りなさはあります(/ω\)

ただ、今回の話のメインキャラクターである岬は本当に美しかったです。
彼女1人いるだけで、私の女の子キャラクター欲求は十分に満たされました。

まず何がいいって、最初の登場シーンの手ですよね。
綺麗すぎました。
あの指の長さからの爪の作画、本当に美しい( *´艸`)

それから和服からのぱっつんショートヘア。
“ザ・和服美人”といったかんじでしたが、和風美女大好きな私としては王道万歳でした。

個人的にキャラクターの唇が上品に描かれている作画が大好きなのですが、岬はまさにこれでしたね。
あの柔らかそうな唇。

描いた人はまさに神アニメーターさんですね!

動きがとてもよかった◎

日常動作、今回は演劇風な動きが多かったため日常動作と言えるかはわかりませんが、所作の美しさがとても丁寧に描かれているように感じました。

ただラストシーンで岬が消えたため、今後このような作画が続いてくれるのかは微妙ですね。
あのラストシーンを見る限り、今後も同じテイストで続いていくのかと言われると、なんとも言えません…。

調べたところによると1話はあくまで前日譚とのことだったので、それこそ、最近流行りのゴリゴリアクションアニメになっちゃう可能性もありそうです。
3D背景も多めでしたし。

『MARS RED』1話の良かった点は以上です♪

次にイマイチだった点

これはもう完全に背景ですね。
そこまでして3D使うかな〜といったかんじでした。

エマ
キャラクターと空の雰囲気は最高にマッチしているのに、間に入る3Dの建物や乗り物完全に雰囲気を崩していましたね。

空の雰囲気なんて最高ですよね!

立体感をあえて殺してキャラクターと世界観に馴染ませている感じ、とても素晴らしかったです。
作画大好き勢の偏見かもしれませんが。

今回のお話は特に、そこまで3Dが必要なシーンは無いと思う

ハイブリッド作画の成功例といえば、最近で言えば『呪術廻戦』でしょうか。

あの作品レベルで3Dと2Dが違和感なくマッチしているのであれば、問題ないと思います。
ただ、それができないとなれば安っぽく写ってしまいますよね。

このMARSRED、特に1話は世界観に重きを置いているのだと思います。
そうだとするならば、もっと背景にもこだわってほしかったですね。

それに加えて撮影も、もう少し手を加えられたのではないかなと思います。

アニメが好きだからこその苦言

ただの視聴者が偉そうなこと言うのは作っている方たちに対して大変失礼であることは重々承知しています。

でも、アニメが好きだからこそ、この作品のテーマや世界観がとても美しいものである確信が持てるからこそ良さを活かしきれていないのではないかと思ってしまいました。

岬の作画や、アニメーション全体の色使い、音楽、雰囲気を出すための演出、どれも素晴らしかったです。

3Dを使うのはたしかに絵作りの幅も広がると思います。
進撃の巨人』のようなアクションシーンは3Dがあったからこそできたものだと思います。

ですが、3Dを必ず使う必要はないのです。
あくまで、手段であってほしいですね。

この絵を作りたいから、3Dを使う、この作品は2Dの方が表現に味が出るから2Dにする。

まとめ

ハイブリッド作画はまだまだ発展途上で研究段階だと思います。

エマ
でもハイブリッド作画を突き詰めることに固執するのではなく、作品から作り手の愛情が伝わる作品になってほしいですね。

2話以降の展開、1話からはあまり想像がつきませんが、1話の演出を見る限りかなり期待できることは間違いないと思います!

スマホを見て会話している2人

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