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ジブリ『千と千尋の神隠し』宮崎駿監督作品|ストーリーと感想

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『千と千尋の神隠し』感想

子どものときから成長しきってしまったww今でも、ずっと観続けてるなー!
宮崎駿作品の中で1番大好き( ´ ▽ ` )

歳を重ねるたびに注目するところが変わり、新しい発見と自分の成長を楽しんでいます。

いつ観ても新鮮で、まるで映画が生きているかのようです。

圧倒的に作りこまれた一人一人の人物像、背景、そして絵の細部まで書き込まれた、莫大なほどの情報量。

「重厚感」という言葉がとても似合う、とても奥が深いストーリー

1回しか観てない人、是非何回も何回もリピートしてほしいです。

時間をすごくあけて、自分の考えてる事の変化、観察する能力の上達、そういう自らの成長すら含めて楽しめます。

たとえば、「ハクが銭婆の大事なハンコを盗んだ」という、たった1つの事柄の事柄だけでも、感じ方が変わってくるんです!

「ハクってかっこよくて完璧な王子様‼︎湯婆婆にこきつかわれて、その結果銭婆に呪いをかけられるなんて、二人ともひどい!」という感想を初回で持ちました。

でも、中学生のときに観たら「銭婆にも、湯婆婆にも、ハクにもなんらかの事情があったんだな」に変わりました。

高校生のときは「この世界はそもそもどういうものなんだ?なんで皆約束を破ることをこんなにおびえているんだ?宮崎駿は、この描かれていない法則を一体どれほど作りこんでいるんだろう」というメタなことを考えるような感想に。

大学生になってからは、「この物語は何を描きたかったんだろう」という本質を探るような、単に観るだけの受け手ではなく、外からのインセンティブを受けて何か宮崎駿の思考を探ろうとするような、双方向に近いような哲学的に頭にめぐらせつつ、繰り返し1日の間に何回も観ました。

「登場人物は、誰かの投影で描いている?ぼくたちの住む世界とはまったくちがう法則や常識、法律、きまりが通る非日常的な世界で、ぼくたちの住む世界にもいるような性格を描くことによって、ぼくたちの住んでいるこの世界にいる人の個性やインパクトを増長している?」などと考えたりもしました。

幼い頃は世界観に感度し心酔しましたが、今は世界観は人間ドラマの補助的な役割をしてるんだな、と解釈しています。

湯婆婆は腐れ神(?)がきた時に必死に従業員を守ったり、千を最初はあんなにけむたがっていのに腐れ神を撃退した時は大喜びで褒めたり、坊を(閉じ込めるほど、というのは異常だけれども)とても愛していたり、激情が激しい分、人ならではの温かみが垣間見えるシーンが意外と多いです。

そんな湯婆婆が唯一冷たく当たってたのが、ハクです。

本編で語られることはありませんでしたが、ハクと湯婆婆の関係は複雑で特別であり、なんらかの契約が重く2人を縛っていると解釈をするようにもなりました。

「ハクがいじめられているみたいでかわいそう」から、世界観や作者の意図を察することにより、「人間ドラマ」の部分を深く注視するようになりました。

リピートするたびに見方が変わり、物語、作品としての重厚さを感じるのがとても楽しい作品です。

『千と千尋の神隠し』の「考察」「都市伝説」

「線路で千がカオナシたちとともに電車に乗って走ってる途中のシーンで、出てきたおかっぱっぽい少女は節子じゃないか」
「あの序盤で出てきた赤い建物をくぐって、原っぱを歩き、食堂に辿り着いた時、異世界の境目はどこにあったんだ論争」などです。

もはや考察や都市伝説なんかはジブリ映画の醍醐味と言って良いほどにメジャーな楽しみ方ですね!

やはりメジャーな楽しみ方には、多くの人に支持されているだけあって、外せない鉄板の楽しみ方です。

初見の人も経験者も、頭をフルに回転させて見てほしい…と願う程に、この映画には情報が詰まっています。

一時停止して観てみたり、都市伝説調べながら観てみたり…と色んな楽しみ方をできますよ。

考察とは違うけど、千はハクのことをこれからも忘れないか、人間の世界でハクと千がまた出会うことがあるのか…などなど、映画を観終わった後妄想にふける時間も醍醐味ですww

ジブリの、特に宮崎駿作品の、「え、ここからどうなっちゃうの」と思わせるような終わり方には毎回やきもきさせられます。

間違いなく『千と千尋の神隠し』は、これまで観てきた映画の中で傑作と呼べます。

観てない人が1人でも減るように、全てのヒトが千尋や、千や、この物語に登場した多くのキャラクターと関わりを持ってほしいです。

もう公開されてから20年が経ちますが、最近公開された「新しい」映画と見比べても全く遜色なく、むしろ何回も観て楽しさが増している自分もいます。

物語の伝えたい数多くの意味は時代に依存せず、一つ一つのシーン、登場人物、描写全てがこれからも輝き続けるんだろうな。

泣ける、笑える、驚ける、感情移入しやすい、テンポは良いが視聴者を置いてきぼりにしない、極悪人が存在しなく、それぞれがそれぞれなりの優しさと信念を持っている、重厚感のある最高の数少ない映画です。

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
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千と千尋の神隠し

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