東京の注文住宅は建築設計事務所【アンズ・デザイン・ワークス】

東京都台東区西浅草の家

所在地:東京都台東区西浅草3丁目/延床面積:149.51㎡/竣工:2017年12月

「既製品100%はNG」「質感には徹底的にこだわり抜きたい」から
スタートしたフルリノベーションプロジェクトです。

お施主様のプランの希望は、
1.リビングの確保。2.広いLDK。3.収納能力の拡充。4.大きなアイランドキッチン。5.リビングと一体空間になるテラス。が主なポイントでした。

ご要望に対する回答として、既存ダイニング横の和室をリビングにして、その和室のさらに奥で孤立していた納戸を来客時だけ客間になって普段はリビングとつながった空間になるよう4本の引き戸でやわらかく仕切りました。結果48畳の大空間のLDKを確保しました。その広いLDKのベストな場所に1m×3.4mの巨大な特注アイランドキッチンを配置しました。

既存ダイニングとテラスの間のサッシはFIX(開かない)範囲が多かったのですが、ビル用のサッシを使用して大開口を確保しLDK床とテラス床をフラットに仕上げる事でお互いが一体の空間になるよう配慮しています。テラスも入れると57畳の大空間になります。
既存の大きな寝室を半分を寝室、半分を書斎とWICにしてバランスを取ると共に日常の動線も考慮しました。

仕上げに関しては高級感のある素材や深みのある素材をご希望されました。3.収納能力の拡充がご要望の一つとしてありましたので、LDKを壁面収納で覆っています。その壁面収納の仕上げ材は考えられる様々な建材を検討した結果「石の突き板」に行き着きました。

石の突き板とは実際の石切場で天然石を薄くスライスして表面に使い、裏地に強固な裏材を使用した材の事を指します。この石の突き板が天然ゆえに一枚一枚質感も異なりますし色味も違う素材なので貼り合わせた時に非常に上品で高級感のある雰囲気になりました。元々はダークグレーくらいの色味なのですが、より黒くするために様々な塗料を試し、結果「トップコート」という透明の塗料を表面塗布してさらに黒みを出しました。

LDK天井はインテリアイメージの元、様々な仕上げ材を検討した結果、一般的には床で使用する「ウォールナット突き板」に行き着きました。天井に濃いめの色を使う事でラグジュアリーな大人の空間に仕上げています。
床は石の突き板とウォールナットとバランスを取る建材を検討した結果、薄いグレーの600角タイルを採用しました。一枚一枚質感の異なるものを選んだので全体で奥行き感のある落ち着いた空間になっています。

細部に至る処まで徹底的にこだわり抜きデザインしここにしかない空間と質感のある家に仕上がっています。

お施主様インタビュー

小林様邸(東京都台東区)

小林様邸(東京都台東区)

―アンズデザインワークスを知ったきっかけについて教えてください

ご主人:妻の実家の二世帯住宅を保坂さんに設計していただいた時、「今度、ウチのリノベーションも頼みます」とお願いしたのがきっかけです。それからなかなかタイミングが合わなくて、7年越しの依頼となりました。ちなみにその二世帯住宅は、保坂さんが他の設計事務所にいらした時に、建築雑誌で作品を見て、「この人しかいない!」と依頼しました。

―ご主人様も建築の仕事をされているのですね

ご主人:輸入家具の会社を経営していて、仕事柄、腕の良い設計士は知り合いにもいっぱいいます。でも、仕事とは切り離してリノベーションを楽しみたいと思っていました。その点、保坂さんは話も相談もしやすいですし、センスも仕事への姿勢も信頼していました。

―これだけは譲れない、という要望はありましたか

ご主人:既製品は使わないこと。素材からこだわって、保坂さんと打合せを重ねました。例えば、キッチンの天板に使用している大理石も、食器を扱う仕事をしている妻が、最も食器の美しさを表せる石として、ずっと考えていたものです。

保坂:この天板を使用したアイランドキッチンが最も映える間取りとデザインを考えて、設計を進めました。一般的なキッチンサイズは650mm×2400mmくらいですが、ここは1000mm×3400mmあります。石のサイズもLDK全体のバランスを考えて、当初の予定より大きくしました。
特注したキッチン屋さんも「これだけのサイズと質感のキッチンはなかなか作れない」と話しています。

ご主人:キッチンの扉や家具にも天然石の突き板を使用していて、一枚一枚に深みと個性があるのが気に入っています。素材にこだわり抜いたため、トータルでは当初の予算を大幅に上回ってしまったのですが、それでも、クロスなどは一切使用しませんでした。一つでも妥協してしまうと、全体が台無しになってしまうからです。

保坂:タオル掛けまで特注するなど、家具の一つひとつまでデザインしています。予算に関しては、目に見えないところで工夫して調整していきました。

ご主人:そう、妥協ではなく、“調整”なんです。

―お住まいになってみて、いかがですか

奥様:リビングで過ごす時間が増えました。テラスと一体感があって開放感のあるLDKは、朝の気分から違います。夕食の後も、夫婦でお酒や甘いものを楽しむことが多くなりました。

ご主人:以前は寝室にいる時間が長かったのですが、今ではほとんどの時間をリビングで過ごしていますね。ソファーでテレビやビデオを見たり、寝転んだりしてなんとなく過ごす時間が一番好きです。

奥様:動線も考え抜かれていて、本当に使いやすいです。無駄なスペースがなく、家じゅう隈なく使えるので、以前と同じ敷地面積の家に住んでいるとは思えません。収納も壁面収納で工夫され、趣味で集めた食器もたっぷり入るので気に入っています。

―今回のリノベーションはいかがでしたか

ご主人:保坂さんにはいろいろ無理も言ってしまったと思いますが、本当にお願いして良かったと思っています。私も仕事でレストランなどの施工に携わりますが、プロとして納得しています。

保坂:リノベーションはすでにある構造体を活かさなければならない制約や、解体してみないと分からない難しさもあり、施工の途中で「これは違う」といったご意見をいただくような行き違いもありました。
でも、忌憚のないご意見をいただけ、率直に意見交換いただけたこともあって、私も納得のいく仕上がりになりました。

ご主人:保坂さんは何でも言いやすい反面、無理なことはごまかさずに正直に言ってくれるし、曲げないところは絶対曲げないんです。
だから、行き違いがあっても、「保坂さんがそこまで言うなら」と、妻も私も最後は納得していましたね。

奥様:打合せの時から本当に楽しかった。そして、住むほどにじわじわと良さが伝わってくる家です。

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