『アベンジャーズ/エンドゲーム』はアベンジャーズシリーズの4作目。
マーベルのアメコミヒーローが一堂に会し反目したり共闘したりするお祭り作品。
『アベンジャーズ』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見た人なら同じような感想を持つかたも多いでしょうが、前3作では映画本編の3分の1〜半分くらいまで、ヒーロー達は一致団結などどこ吹く風でいさかいをおこしているシーンが大半でした。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」キャスト
- トニー・スターク / アイアンマン・・・ロバート・ダウニー・Jr
- スティーブ・ロジャース / キャプテン・アメリカ・・・クリス・エヴァンス
- ブルース・バナー / ハルク・・・マーク・ラファロ
- ソー・・・クリス・ヘムズワース
- ナターシャ・ロマノフ / ブラック・ウィドウ・・・スカーレット・ヨハンソン
- クリント・バートン / ホークアイ / ローニン・・・ジェレミー・レナー
- ジェームズ・“ローディ”・ローズ / ウォーマシン / アイアンパトリオット・・・ドン・チードル
- スコット・ラング / アントマン・・・ポール・ラッド
「アベンジャーズ/エンドゲーム」あらすじ
じゃあ何故アベンジャーズシリーズを見続けていたか?
そのワケは、登場人物のひとり『アイアンマン』が大好きだからです。
もともとSF映画が好みで、科学技術やそれらを駆使して戦う作品が好きなので映画『アイアンマンシリーズ』は、まさに私の好みのドストライクだったのです。
アイアンマンとして自信満々に振る舞うくせに、実は意外と繊細な主人公『トニー・スターク』というキャラクターも好きでした。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]ですので[move]内容がいつも【仲間同士のケンカ(映画内容の大半)】【強敵が現れ一時休戦】【共闘して解決】のテンプレでも見続けていた[/move]のです。[/moveline]
だから今作も同様の展開だとは覚悟しつつ、アイアンマンがどう活躍するのかだけをチェックするためだけに見たのです。
前作のインフィニティ・ウォーで人類の半分が消滅
ケンカをする余裕もなくなりエンドゲームでは最初から共闘せざるを得ない展開だったのですが、そうしたら映画の冒頭30分程度で一旦オチがついてしまったんですね。
ですが消えてしまった人類を取り戻すには至らず、ヒーロー達は消えてしまった事実を受け入れます。
- 残された環境と現実の中で生き続けることを選択した者たち
- 諦めきれずにあがき続ける者たち
トニー・スタークは現実主義者なので、幸い生き残った秘書のペッパー・ポッツと細々と生き続ける選択をした側です。
ペッパーと家庭を持ち、娘をもうけて愛し育てているさまは意外と感じつつも納得できる展開でしたね。
そんな中、ヒーローのひとり『アントマン』がふとした切っ掛けで量子世界から現実世界に舞い戻り、それが切っ掛けで消えてしまった人類を取り戻す手掛かりをつかみます。
アベンジャーズの悪い点
関連する個々の作品をあらかじめ見ていないと話の展開を理解できない場面があるのです。
あるいはわたしのように『アントマン&ワスプ』を見ていても、話のオチを忘れているとやはり展開を理解する(思い出す)のに時間がかかるのが難点。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]アメコミ好きならおそらく一通り関連作品を見てはいるでしょうが、[move]もれなく理解しようとするとマーベルヒーローが登場する映画を全て事前に見ておかないと「どうしてそうなったのか?」が分からない点が多いのが『アベンジャーズシリーズ』のハードルの高さに繋がって[/move]います。[/moveline]
アントマンがもたらした情報を元に、失われた人達を元に戻す一縷の望みを得たメンバー一同
ですが、それを達成するには高度な科学知識と技術を持つ人間が不可欠と分かります。
真っ先に候補に挙がるのはもちろんトニー・スターク…ですがその方法がいかに荒唐無稽で不可能に近いことをも分かっているため、トニーは無理だと協力を断ります。
この際、実際にあるSF映画を例に出したりする点はちょっとメタ的でしたがくすりと笑える展開で面白かったです。
ペッパーと共に娘を育てながらそれなりに小さな幸せを築けてはいるものの、トニーにも心残りがなかったわけではありません。
ピーターを取り戻すか?
自分のことを無邪気にしたってくれる『スパイダーマン』のピーターを失ってしまったことです。
彼を何とか取り戻せる方法があるならと、ダメ元で仲間達が提案してきた手段のシミュレーションをおこなっていると、実行が可能であることが判明してしまいます。
今までのアイアンマンだったら周りの反対を押し切っても実行するトニーでしたが、時を経て妻と娘を持った事が彼を変えたのでしょう。
その手段をとるべきか、見なかったことにするかをペッパーに相談するのです。
今までのアイアンマンシリーズを見てきて、トニーとペッパーの関係、夫婦に至るまでの紆余曲折、トニーの成長をこれほど感じられる場面はありませんでしたね。
口も態度も悪いのですが、本質的には繊細な善人なんですよ。
アイアンマンシリーズが好きなら、アクションシーンももちろんですがこの場面もしっかり見ておきたい名場面です。
ちょっとだけ大人になったトニーからキャップ(キャプテンアメリカ)と仲直り、今回はいさかいを起こしがちなトニーから折れたのでさくっと簡潔です。
離ればなれになった仲間を集めていく
作品が続くにつれ体つきがごつくなった『マイティ・ソー』の主人公、今回の体型変化も見どころです。
アベンジャーズメンバーがそろった後はおおむねいつも通りの展開です。
それぞれの個性を生かしたアクションなども迫力がありますが、キャプテンアメリカがソーと交えたとあるエピソードの伏線が回収されるところも見どころです。
個人的にはスーパーマン並みの能力を持つキャプテンマーベル1人で何とかなりそうだとも思えるのですが、その辺に突っ込むのは野暮というものでしょう。
キャプテンアメリカとアイアンマンが、アベンジャーズメンバーから脱退
それぞれどういう結果なのかは映画の本編をご覧ください。
また『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』がこのエンドゲームの後の話となっているので、エンドゲームを見ていないと置いてきぼりを喰らう可能性があります。
ファー・フロム・ホームを見る前に、ピーターとトニーがどういう関係であったかを知っておくため、「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」を、ざっとでも見ておくのがオススメ。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」のTwitter口コミレビュー
『アベンジャーズ/エンドゲーム』序盤のグループセラピーの場面の意味の1つを理解した。クリス・エヴァンスの人生とキャプテン・アメリカ役の歩みにとって、セラピーは、重要だったわけだ。
— 鶴原顕央 (@tsuruhara) May 27, 2020
アベンジャーズ エンドゲーム
まだ見てない人の為にあまり言わないけど、何回見てもラスト30分は泣きっぱなしです pic.twitter.com/kD5SEpoUI9— ライアンch@淫柱 エロの呼吸 (@Ryankey0221) May 15, 2020
いまからアベンジャーズ/エンドゲームみます!!!! https://t.co/RzZjPspmyf
— むぎのつむぎ (@MugmugTsumugi) May 30, 2020
『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)
MCU22作目。ネタバレなしで語るのは難しい。ひとつ言えるのは集大成にふさわしい作品だということ。全作品観て本当によかった…。感動と興奮であっという間の3時間でした。すべてのスタッフ・キャストに3000回愛してると伝えたい。#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/1NaHXXItST
— ぐれい@ネタバレなし映画感想 (@grey_movies) May 18, 2020
アベンジャーズ/エンドゲームを初めて観た。
一年前の僕はいったい何をしていたんだ
— Shintaro (@VqN63) May 20, 2020
アベンジャーズ エンドゲーム でストレンジが
「Is that everyone?」
と聞いた理由が面白いアイアンマンがカルオブシディアンに殺されそうになるところをアントマンが阻止する!
つまり、アイアンマンと共にアントマンも勝利のために必須だったから出た言葉なのか😸 pic.twitter.com/wQ9gClNW7H
— 猫柱よしフィガロ@よっちゃん (@yoshi_figaro) May 26, 2020
アベンジャーズエンドゲーム久々に観て窒息死するかと思うほど泣いた
— 氵光🍿 (@peek_a_boo_55) May 31, 2020
まとめ
わたしの大好きだったアイアンマン、そのトニー・スタークの吹き替えを担当した声優の藤原啓治さんが、2020年4月にがんで亡くなりました。
アニメクレヨンしんちゃんの野原ひろし役などでも有名で、数年前に闘病生活に入り少し前に声優活動に戻られたときは心底嬉しかったのですが、こんなに早く亡くなってしまうとは思ってもみませんでした。
大好きなアイアンマンをシリーズ最後まで演じていただけたことを感謝するとともに、ご冥福をお祈りいたします。
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