2018年日本公開の『The Greatest Showman』がオススメ。
「ラ・ラ・ランド」を手掛けた同じ人物が作曲しており、音楽は抜群に好みでした。
この映画を知ったきっかけは他の映画を見に行った時の2分とちょっとのCMでしたが、これは絶対わたしの好みなので見に行かなければならないと思いました。
わたしがこの映画に取りつかれたのはその抜群の音楽、加えて映画館ならではのクリアな大音量にあったと思います。
「グレイテスト・ショーマン」キャスト
- P・T・バーナム – ヒュー・ジャックマン/エリス・ルビン
- フィリップ・カーライル – ザック・エフロン
- チャリティ・バーナム – ミシェル・ウィリアムズ/スカイラー・ダン
- ジェニー・リンド – レベッカ・ファーガソン
- キャロライン・バーナム – オースティン・ジョンソン
- ヘレン・バーナム – キャメロン・シェリー
- フィロ・バーナム – ウィル・スウェンソン
- Mr.ウィンスロップ – ダミアン・ヤング
- ウィンスロップ夫人 – ティナ・ベンコ
わたしをその曲だけで容易に感動させる9曲を紹介!
1、『The Greatest Showman』
映画が始まった瞬間から、わたしをつかんで離さない主題歌『The Greatest Showman』が流れます。
「WOAH!」のコーラスとサーカスの中に響く観客が足を打ち鳴らす音、じりじりと盛り上がる伴奏が私の期待を高めます。
画面に現れたP.T.バーナムは静かに、力強く歌いだします。
初めて見に行った時にはこの時点で感動していました。
抑えきれない高揚感が私を支配し、涙が出そうでした。
本物のサーカスを特等席で見ているような、そんな心地でした。
2、『A Million Dreams』
バーナムとその妻チャリティが幼少期から成長し、2人で生きていくようになるまでを描いています。
静かに、内緒話をするように夢を語るようなこの曲はその静けさの中に確かな強い意志がありました。
バーナムの叶えたい無謀な夢に、たとえその先の人生がどうなっていようがついていくと決めたチャリティの決心も現れています。
2人の間にお金はあまりなく、お屋敷育ちのチャリティにとっては雲泥の差のような暮らしでした。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]しかし[move]薄いブランケットを床に敷いたその上でバーナムと夢について語り合い、小さなアパートから夜空を見上げるチャリティは、お屋敷で暮らすよりもはるかな幸せを感じていた[/move]と思います。[/moveline]
歌詞にもある「Share dreams with me」がチャリティのすべてを表しているようで、そして幸せのすべてであるようで、たまらなく心を動かされました。
3、『Come Alive』
少し月日が経ち、個性を生かしたショーをすることを思いついたバーナムが“サーカス”を開催し、成功するまでが描かれているのが3曲目『Come Alive』です。
バーナムによって集められた個性豊かな仲間たちはみな、世間から向けられる懐疑的な視線を恐れ閉じこもっていました。
ある人は自らを隠し、ある人は隠されて今までを生きてきたのです。
そんな仲間たちがバーナムと共に居場所を見つけ、世間から疎まれることなく生きて行けるようになります。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]曲中ではサーカスの準備をする場面があるのですが、[move]身体が大きな人や背がものすごく高い人を少しだけ「盛る」[/move]のです。[/moveline]
バーナムなりに個性を生かして伸ばしているのだろう。
一人一人に真摯に向き合っているようでとても好感が持てました。
サーカスが始まった直後、舞台に上がったキャストを見た観客は口をおさえ、目を見開きます。
その反応にキャストたちは一瞬怖気づきます。
しかし勇気を振り絞り、誇りに満ちた笑みを浮かべ、サーカスを成功させるのです。
4、『The Other Side』
サーカスが成功し、その噂が広がります。
バーナムはセレブ層の客も取り込もうとし、そその業界に詳しいフィリップに接触します。
フィリップを引き込むためにバーでひと悶着する場面に流れる曲が4曲目『The Other Side』です。
セレブ層のしがらみに絡めとられ、生きづらい心境を見抜いたバーナムは、言葉巧みにフィリップを誘います。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″][move]「安全だが色がないような世界より、少しだけ可笑しく色があふれる世界のほうが面白いに決まっている。」[/move][/moveline]
わたしはこの時、引き込まれた心の隅で子供の頃の自分のほうが世界を面白く見られていたと考えていました。
子供のように面白い世界をみるバーナムを少しうらやましく思いました。
そして見所はバーナムとフィリップが踊り回るためにバーの場面づくりに追われるバーテンダーです。
テーブルに乗って歌い上げれば踏み台である椅子を配置し、やれやれと肩をすぼめます。
お酒を要求されれば素早い手さばきで迷いなく準備し、正確に2人の手元に滑らせます。
フィリップが床にまいたピーナッツを瞬く間に掃除します。
極めつけはバーナムがフィリップに決断を迫るシーンでバーナムと似たような姿勢でフィリップを見つめます。
わたしにとって、このシーンは特に好きな場面です。
この後、フィリップはバーナムに案内されサーカス小屋へ行き、空中ブランコを得意とするアンに出会い、恋に落ちます。
5、『Never Enough』
フィリップを仲間に入れたバーナムはヴィクトリア女王にパーティに招待され、そこで欧州一といわれるオペラ歌手ジェニーと出会います。
ジェニーの公演をアメリカで成功させることができれば、さらにセレブ層に名を売ることができると考えコンサートを開きます。
わたしはこの曲を聴いて、この映画で初めて泣きました。
感動でついに涙が出てしまいました。
どこまでも響くようなジェニーの歌声と、その切ない歌詞に心を打たれました。
バーナムはサーカスの仲間たちもこのコンサートに招待していたのですが席はなく、後ろでの立ち見でした。
これを見て、私はバーナムの心がサーカスの仲間たちから離れて行っているように感じました。
成功に目がくらみ、それよりも大事にしていたものが見えなくなっているようだと思いました。
そして立ち見の中、フィリップは隣に立つアンの手を取ろうとします。
しかし後部座席に座る観客からの視線を感じ、ぱっと手を放してしまいます。
その行為に酷く傷ついたアンはしばらくフィリップを見つめ、会場を後にします。
6、『This Is Me』
ジェニーのコンサート終了後にパーティが開かれる中、サーカスの仲間たちがバーナムの成功を祝おうと会場に向かいます。
しかしセレブ層に認められ始めたバーナムは、サーカスの仲間たちを疎むようになりました。
扉の前で仲間たちを追い返してしまいます。
居場所の主であったバーナムから見捨てられたと感じた仲間たちが、強くあろうと自らを精一杯鼓舞します。それが6曲目『This Is Me』です。
力強く歌いあげるこの曲は、私の「どうせ、」という部分を打ち消していくように感じました。
弱い部分やコンプレックスを受け止め、それと共に生きていく、強い力がわいてくるようです。
そのため売り上げはだんだんと落ちてゆきます。
7、『Rewrite the Stars』
少し時が経った後、フィリップはアンをコンサートに誘います。
そのコンサートに向かう途中、偶然にもフィリップの両親に遭遇します。
フィリップの父親は富裕層ではないアンと行動を共にしていることを許せず「メイドを連れて歩くな」と言い放ちます。
その言葉を聞いて逃げ出したアンを追ってサーカス小屋に戻り、始まる2人の言い合いが7曲目『Rewrite the Stars』です。
思いだけでは、解決できない事柄が存在するのだとまざまざと見せつけられているように感じます。
何回か見た後に深く考える余裕ができたころ、わたしの中にあった悩みと重なりボロボロ泣いたものです。
切ない歌詞と美しいアクロバットが相まって心が揺さぶられます。
8、『Tightrope』
その後ジェニーと成功を見据えたバーナムが全米を回る決心をします。
その間サーカスとコンサートで稼いだお金で購入した大きなお屋敷に、チャリティと子供たちを残して出かけます。
チャリティは静かすぎるお屋敷で胸の内を歌います。
それが8曲目『Tightrope』です。すべてを投げ出してついてきたチャリティにとって、置き去りにされていることは悲しくて、切なくて、しかしじっと耐えています。
曲中ではジェニーとコンサートを成功させるバーナムが映ります。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″][move]自分ではない誰かと成功を収めていくバーナム、それを待ち続けるチャリティ[/move]を思うと私はいてもたってもいられません。[/moveline]
9、『From Now On』
ジェニーと成功を収めていたツアー中、バーナムはジェニーから好意以上の感情を感じるようになっていました。
ある日その感情に両親の呵責を感じ、ジェニーに残りは一人でツアーを回るように言います。
それがスキャンダルとして新聞に載ってしまいます。
またフィリップに任せていたサーカスが、サーカスの反対派と抗争の末火事になってしまい、それによりお屋敷を差し押さえられ、愛想をつかしたチャリティは実家に帰ってしまいます。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]サーカスも家族も失ったバーナムがバーで飲んでいると[move]サーカスの仲間が集まり、そしてバーナムに何のために富と名声を集めていたかを思い出させます[/move]。[/moveline]
その曲が9曲目『From Now On』です。サーカスの仲間たちによって大事なものを思い出したバーナムは、電車に飛び乗りチャリティを迎えに行きます。
「グレイテスト・ショーマン」Twitterの口コミ
『グレイテスト・ショーマン』(17)
スコアは最高だが映画としては駄作。ミュージカル映画は、社会的な抑圧や偏見がドラマパートで描かれ初めて、歌(抑圧からの開放)が盛り上がる。
本作では「差別に対する苦しみや悲哀」をほとんど描かないまま、突然、偏見や情熱に関する曲が流れるから感動が薄い pic.twitter.com/cX8db2RJbd— ジャンルデク (@mariovava555) May 31, 2020
グレイテストショーマンほんとに何回観たんだよって位観てるんですけど毎回べっそべそに泣く。自己肯定感爆上げ映画ですよ。元気がない人、自信を失った人、ヒュージャックマンの脚の長さと速さを知りたい人におすすめ。
— 柔らか仕上げのフクダウニー (@0rororeo) May 31, 2020
グレイテスト・ショーマン
超!!面白い(`・ω・´)✨ミュージック好きな方には
めちゃくちゃオススメ!
今まで 洋画鑑賞したかなで
1番面白い٩(●˙▽˙●)۶
歌って踊って コンプレックス
を力にしてどんな困難にも
立ち向かう皆が凄かった!
映画館でみたかったぁ😿💧和菓子食べながら鑑賞中🌟 pic.twitter.com/VMZUAvHoUF
— まんじゅう (@5VP7WznyHA171Xv) June 1, 2020
ようやくね、『グレイテスト・ショーマン』を観たのよ♪
まぁ、賛否分かれる内容ではあるけども…
いいのよ!そこは!曲が良いからw
「This Is Me」は確かに良い♪
でもやっぱOPの「The Greatest Show」なんよな~
ベースラインがしゅてき✨ってことでそれっぽいSSをばw#FF14#GPOSERS pic.twitter.com/VQgq8ySpBx
— ぼるぐ (@volg_ral__ff14) May 27, 2020
グレイテストショーマン、久しぶり観た🥰何度も映画館に通ったのが懐かしいな〜!This is meは今でも自分の中で特別です♡ダンスパフォーマンスが最高でたまらない!また映画館で観たいな😌 pic.twitter.com/2vc8vIZnAy
— 映画好きのいちご (@meangirlsxo0) May 28, 2020
まとめ
話の流れは王道ではありますが、何回でも観たい素晴らしい映画でした。
見るたびに細かなキャストの動きや、新しい発見があり何度でも楽しめます。
また見るたびに感情移入し、何回でも感動できます。
もしもう一度映画館で見ることができる機会があれば、ぜひ行きたいです。
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