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『マリアの恋人』あらすじと感想を書いてみました。

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マリアの恋人

1984年制作のアメリカ映画『マリアの恋人』。
アンドレイ・コンチャロフスキー監督作品です。

「ナスターシャ・キンスキーの隠れた名作、この映画のナスターシャが1番美しい!」と言った声もありますね。

エマ

『テス』ですっかり彼女に魅せられてしまった私は、『マリアの恋人』も見てみることにしました。

目次

『マリアの恋人』あらすじ

第二次世界大戦を生き延びて故郷に戻ってきたイバン。
幼馴染みのマリアと再会し、二人は結婚する。

しかしイバンは他の女性では問題なくともマリアだけは抱くことができなかった。

マリアへの強い想いを胸になんとか戦時下を耐え抜いてきたイバン。
収容所での過酷な体験から心に傷を負い、幻覚さえ見る状態だった。

マリアはイバンと愛を交わせぬ生活に苦しむようになり、欲求不満が募っていく。

ある日、お互いを傷付ける生活に耐えられなくなったイバンは失踪した。

傷心のマリアはクラレンスを誘って、ベッドを共にした。

エマ

お互いを狂おしいほど愛しているのにすれ違う二人。
さて、二人の愛の行方は…。

『マリアの恋人』感想

ナスターシャ・キンスキーが美しい!
『テス』の頃はまだ蕾のような美しさだったけれど、『マリアの恋人』ではすっかり大人の女性って感じですね。

ジョン・サヴェージはこの映画で初めて知りましたが、抑えた演技がすごくて、すっかり引き込まれてしまいました!
彼が出演する他の作品も観たいなーって思わせるほど、役にハマっていたと思います。

写真に切り取りたくなるような美しいシーンもいくつかあって、見とれてしまう。

クラレンスの奏でるギターや音楽は切ないような、懐かしいような感情をわき起こさせ、ストーリーを盛り上げるのでした。

マリアへの想いが強すぎて、神格化し過ぎて彼女を抱けなくなる、というイバンの気持ちは分かるのですが、他の男性の子どもを生んだマリアなら抱ける、という点が私には理解できませんでした。

マリアの気持ちも頭では分かるけれど、共感はできなかったかな。

とは言え、この映画は結構好きです。
これからもたまに見返すでしょう。

『マリアの恋人』キャスト

役名俳優名
マリア・ボシックナスターシャ・キンスキー
イバン・ビビッチジョン・サヴェージ
イバンの父ロバート・ミッチャム
クラレンス・バッツキース・キャラダイン
アル・グリゼリヴィンセント・スパーノ
マリアの恋人

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