釜爺「えんがちょ」って何?名セリフの意味は?【千と千尋の神隠し】

初めて『千と千尋の神隠し』を観たとき、なに!?なに、それ?と子供ながらに興味を持ったシーンが…。

それが、釜爺のボイラー室で起こった“えんがちょ”です。

わたしが、映画館で初めて観たのは中学生ぐらいでした。
その時のわたしは“えんがちょ”という言葉を知りませんでした。

ただ、とても不思議な感覚と言葉を知らなくてもなんとなく分かる“えんがちょ”のシーンはとても印象的でした。

釜爺“えんがちょ”シーン

釜爺

説明するとこんな感じです。
釜爺のボイラー室で暴れるハクに千尋が草団子を口の中に突っ込みます。

すると、ハクは苦しそうに銭場の契約のハンコと黒くてクネっとした芋虫を吐き出しました。

黒い芋虫には呪いがかけられていたよう

びっくりした芋虫は、逃げ回って、最後は千尋に踏み潰されてしまいました。
踏み潰した千尋もすごく嫌な顔していましたよね。

そこで、釜爺の名セリフ。
「えんがちょ!千!えんがちょ!」
千尋は両手の親指と人差し指で輪っかを作ります。

鎌爺はすかさず輪っかに手刀をします。
「切った!」
と急いで言っていました。

その様子に見入っていた坊ネズミも…

ススワタリが見守る中、千尋が踏んだ跡を自分も真似して踏んでいましたね。

その後ブルブルっとしてえんがちょの構えでススワタリを切っていました。

このシーンはとても可愛くてお気に入りの一つで、釜爺の話も聞かずに魅入ってました。

“えんがちょ”については、当時の子供たちはほとんど意味を分からず、頭に?が浮かんでいたと思います。
でもこのシーン好きな人多いですよね!

何故なら、不思議だけどとても懐かしい感じもするんですよね。

大人は分かっていても、子供にはその風習がはっきりと伝わることが難しい…。
なので、なんとなく雰囲気が分かる感じなのです。

釜爺の“えんがちょ”の意味はなあに?

語源は、縁をちょん切ることが由来となっています。
何かを自分の世界と切り離すという意味です。

その何かとは、穢れ、つまり汚れや嫌だと感じるものですね。

えんがちょの歴史

日本には昔から、穢れを防ぐための風習がありました。

平安物語の蒔絵の中には、民衆が人差し指と中指を交差させている絵があったようです。

何百年もの間、伝わり続けてきたのも強く意味ある風習だったことが分かりますね。

どの時代でも汚いもの、穢れからは距離を取りたいのです。

しかし今では、存在しないような言葉、風習になりつつある“えんがちょ”。
これは、私たちの周りが整備されて清潔になったからです。

“えんがちょ”を意識しすぎて綺麗になった結果、“えんがちょ”を使う必要が無くなった

1960年代は、道はアスファルトではなく砂利道が多く、野良犬もうろついていました。

道には、犬のフンなんか普通に落ちていました。
また、トイレも汲み取り式です。

家によっては、ゴミを自分の敷地内で燃やす人も多かったようです。
このような状況から、子供たちの周りにも汚いものが多くありました。

子どもたちはこの“えんがちょ”を遊びにも取り入れていました。

例えば、鬼ごっこにも“えんがちょ”やバリアがあり、ちょっとの間鬼は捕まえられなかったですよね。

今30代のわたしにはこのバリヤーは非常に懐かしい…。
確かにこんな遊びを幼い頃、友達としていました。

わたしは、“えんがちょ”とは言ったことはありません。
それは、“えんがちょ”という風習が無くなりつつある時であり、また言葉自体も地域によって異なっていたからです。

ちなみに、関西ではどのような言葉が使われていたのか調べてみました。
調べた結果、バリアやぎっちょ、みっきーなどがあるようです。

鬼ごっこのときに“みっきー”という言葉を使ってた記憶があります。
しかし、何故その言葉を使っていたのか覚えてないのです。

これは、知らない間に、友達に教わって使うようになっていたんだと推測できます。

その友達は親や祖父母から聞いたのかも。
このように、言葉の意味が分からなくても何となく使ってることがあるんだと少し驚いています。

“えんがちょ”を知らなくても、ぼんやりとした意味では分かるのは、実は遊びで使っていたというわけです。

えんがちょのやり方

ちなみに“えんがちょ”には、2種類あります。

一つは、千尋たちがやっていたように、両手の親指と人差し指で円を作ります。
その指を重ねた部分を切ってもらう、または、下の指から離していくという形です。

そして、もう一つはピースサイン→人差し指と中指を交差です。
どちらも心の中で、縁が切れることを願います。

海外では違った意味の“えんがちょ”

日本では古来から伝わるピースサインのような“えんがちょ”ですが、海外では違った意味があります。

エマ

“クロスフィンガー”と呼ばれており、「幸運を祈る」という意味です。
今でもよく海外映画なんかで見るジェスチャーですよね。

また、嘘をついたり後ろめたいことがあるときには、背中に腕を回してクロスフィンガーするポーズもあります。

同じ仕草なのに、いろんな意味が作られていることは大変興味深いですね。

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