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『千と千尋の神隠し』カエルの声は誰?名前は?なぜ油屋で働いているか解説

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千尋があちらの世界で初めて会った従業員はカエルでしたよね。
ちっちゃくて普通にハクに話しかけても気づかれないため、しっかり目線に入るとこまで飛んでいました。

また、千尋を人間の匂いがすると怪しんだり、浴場ではこっそり金を探してたりとなかなか細かいことに目がいくカエル。

これらの印象的なシーンで出てきたカエルは雑用の下っ端の仕事をしているため、よく千尋とばったり出会います。

ちょっとマヌケっぽくて可愛いんですよね。

目次

油屋の従業員は男性はカエル、女性はナメクジ

働くカエルたち

また、そのカエルたちにも役職のようなものがあります。

青蛙

先ほども述べた千尋やハク、リンの周りに登場するカエルは、1番下っ端の青蛙です。

下っ端のため他の上の役職のカエルとは違い、見た目もカエルのままです。
成長すれば人間らしい見た目になっていくのではないでしょうか。

上下関係がしっかりしている湯屋の中で、役職のあるカエルに敬語で話し、しっかり仕えています。

また上級カエルを「兄役どの」「父役どの」と呼び、慕っていました。
仕事に対しては真面目にこなしているように見られます。

しかし、金目のものに目がなく、金をばら撒くカオナシの側を彷徨き、1番最初に食べられてしまいました。
「千をだせ!」のセリフよくマネて遊んでいました、私。

潰れしゃがれた声が印象的で、シリアスなシーンでも笑ってしまう独特な声です。
この声は我修院竜也さんが担当されています。


「ハウルの動く城」では火のカルシファーを担当されています。
すぐにピンとくる特徴的な声ですね。

他の役職のカエルたちも紹介します。

1番立場が上のカエルは、薬湯の札を渡したりと周りを仕切っている番台蛙


やはり責任感ある仕事だけあって、声にも真面目さが滲み出ています。
このカエルの声を担当しているのは、大泉洋さんです。


ちなみにこの番台は“声の良さで座ることが許される”という設定があるそうです。
なかなか面白いですね。

大泉洋さんはジブリ作品において、「ハウルの動く城」でも声優をされています。

父役という立場のカエル


上の立場のものには弱く、下の立場のものには強いというよくいる管理職的立ち位置のカエルです。

この父役も番台にいました。
その場所には父役とちゃんと札が立っていました。

この父役は上條恒彦さんが担当されています。
『紅の豚』『もののけ姫』も出演されています。

兄役という立場のカエル


カオナシが暴れる前に廊下で一番先頭で盛り上げていたカエルです。
いいもの着ていましたし、そこそこの立場に属しているようです。

声の担当は、小野武彦さんです。


『踊る大捜査線』や『科捜研の女』に出演する俳優さんです。

なぜカエルが湯屋で働いているの?

1、湯屋のあたりには水辺が近くカエルが集まりやすい

油屋の周囲を走る千尋

ただ、湯屋の周りに広がっているのは海なんですよね。
カオナシが青蛙を吐き出したとき、青蛙は何も覚えていませんでした。

またスイスイ泳いでいましたが、塩水の中泳いでるシーンは不思議でした。

ただ、千尋がリンと外を眺めているとき、千尋が海だというシーンで、リンは「雨が降れば海もできる」と言っています。

このことより海という表現しているだけで真水の可能性も大いにあります。

2、三すくみの関係性が成り立つから

まず、三すくみとは、ジャンケンと同じようなものとして考えられます。
3つのものがそれぞれ得意、苦手な相手が一つずついるため、身動きが取れない状態のことです。

この作品ではヘビ、カエル、ナメクジ、が三すくみの関係

ヘビはカエルを簡単に食べます。
カエルもナメクジを食べます。
しかし、ヘビはナメクジを食べられません。

それは、ヘビの毒がナメクジには効果がなく、またなめくじの粘液で蛇を溶かしてしまうからです。
実際は、ヘビはナメクジを食べられますが、古くから日本ではそのように信じられていました。

カエルはナメクジを食べられますが、ナメクジを食べればヘビに食べられてしまいます。
ヘビやナメクジも同じです。

そのため、身動きが取れず三すくみと言われる状態になります。

ちなみにヘビは龍とも考えられるため、川の神さまで龍の姿をしていたハクではないでしょうか。

この3者が湯屋で上手くバランスをとって働いていると考えられます。

3、カエルが神聖な生き物である

世界中で、縁起のいい生き物と言われています。
また、日本でも幸運の象徴とされており、神社で祀られていることも多いです。

神さまたちをもてなす湯屋で働いていてもおかしくない生き物だと思います。

宮崎駿監督は、油屋で働いているカエルやナメクジたちを、現代社会で生きている私たちと同じように見えるそうです。

金に群がっていくカエルたち。
油屋の中では、現代と同じように、それぞれ職場で立ち位置があります。

見習いのような平社員は、管理職たちの言うことをきいて仕事をこなしていきます。
また、立場の上のカエルたちはどこか堅苦しいイメージもあります。

これは、宮崎駿監督が見た現代人に対する皮肉のようなものだと思います。
確かに私たちの世界と非常によく似ていますね。

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