不思議な世界観や設定で話題の今作ですが、オープニング曲を手掛けているのはあの有名アーティストだということはご存知でしょうか?
どちらも是非じっくり聞いてみてほしい楽曲です。
オープニング曲
オープニングテーマは宇多田ヒカルの「PINK BLOOD」。
6月2日からMV公開とサブスク解禁もされたので要チェックです!
アーティストについて
オープニング曲を担当しているのはあの有名歌手の宇多田ヒカルです。
宇多田ヒカルと言えば、誰もが一度は聞いたことのある国民的アーティスト。
1998年から歌手活動を開始しており、数々の名曲を世に輩出してきました。
例えば、「Automatic」や「fast love」などが有名です。
NHKみんなのうたで有名になった「ぼくはくま」も彼女の楽曲なんです。
最近だと劇場版エヴァンゲリオンの主題歌「one last kiss」も。
2016年には「花束を君に」で紅白歌合戦に出場するなど、多くの活躍をしているアーティストでもあります。
もう20年以上も支持され続けているなんて、驚愕ですよね。
そんな彼女は歌手としての活動以外にも、音楽プロデューサーとしても活躍しています。
長年活動しているだけあって歌唱力などの技術も非常に高く、海外からの支持も厚いようです。
「PINK BLOOD」はどんな曲か?
曲調はゆったりとした主にピアノ伴奏の曲です。
落ち着いた曲ながらも、バックのビート音がしっかりと聞こえて、しっとりしすぎていなくて聴きやすい曲です。
宇多田ヒカルの透き通った歌声が活かされている曲だなと思います。
この曲はやはり夜の散歩中に聞きたくなります。
曲の途中では、まるで複数人で歌っているような掛け合いもあります。
歌声が交差しているところは聞いていて心地いいです。
曲のどこを聴いていてもやさしいメロディでありながら、しっかりメッセージ性や主張はあって、さすがは宇多田ヒカルだなと思わせてくれます。
今作の少し不思議な世界観に合っている曲だと思います。
「PINK BLOOD」の歌詞について
冒頭何度も「pink blood」と繰り返し歌っています。
bloodは血液のことを指す単語ですが、どんな意味が込められているのか考えさせられます。
人間とは少し違っている存在のフシを指しているのかも。
もしくは、今後の話に関連させてるのでしょうか。
他の歌詞では、
「誰にも見せなくてもキレイなものはキレイ」
と歌っています。
キレイなものは他人とシェアしなくてもキレイなことには変わりないってことかなと思いました。
SNSでなんでも他人と共有しなくても、価値は変わらないよって言われている気がしました。
他にも、
「私の価値が分からないような人に大事にされても無駄」
「自分のためにならないような努力はやめた方がいいわ」
など、人として精神的な自立を歌っているように感じる歌詞があります。
キャリアの長い宇多田ヒカルが歌うからこそ、際立つ歌詞だなとも思います。
歌詞はフシや登場人物の目線と言うわけではなさそうですが、それでも今作の雰囲気にマッチしているように感じる不思議な曲です。
エンディング曲
エンディング曲は、浜渦正志が作曲・編曲を手掛けた「Mediator」。
つまりは橋渡しをする人物を指す単語です。
この物語に合わせて仲介者という曲名で制作したのだとしたら、センスの良さに驚きです。
主人公フシが、人間との仲介者なのか、それとも黒いの謎の人物がフシと人間を結びつける仲介者なのか、様々な解釈ができそうです。
今後の展開によっても見方が変わってきそうですね。
「Mediator」の作曲家は?
浜渦正志は、数々のゲーム音楽を制作している人物です。
代表作はファイナルファンタジーシリーズや、サガシリーズです。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]その中でも特に[move]「ファイナルファンタジーXIII」は全世界でも高く支持された作品で、オリコン初登場3位を記録[/move]しています。[/moveline]
その他にも数々のゲーム、アニメ音楽の制作に携わっている音楽家なんです。
「Mediator」はどんな曲か?
こちらの曲もピアノ曲となっています。
そのため歌詞はありません。
こちらの曲もオープニングと同じようにゆったりとした曲調です。
この流れるような曲調を聞くと、まさにエンディング曲とった感じがします。
歌詞がないのは最初は少し物足りなさを感じましたが、徐々にしっくりきてもうこの曲以外は受け入れられないかもしれないです(笑)
毎回視聴後に、もう終わりかという少し悲しい気持ちに寄り添ってくれる気がしています。
物語に激しさがあまりないからこそ、この曲のようなクセのない曲が活きてるんだなと思います。
さいごに
アニメの主題歌といえば、オープニング曲は明るく、エンディング曲はゆったりとした曲と言うのがセオリーだと思いますが、今作は両曲ともゆったりとした静かな曲なのが特徴だと思います。
今作は激しい演出や展開に大きく波があるわけではないので、このような曲がぴったり。
どちらの曲も作品のイメージに合った曲で、今作の魅力の1つとなっています。
comment