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「マイ・ガール」あらすじと感想

マイ・ガール

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私は90年代の映画が好きなのですが、そのなかでもお気に入りなのが「マイ・ガール」です。

1991年のアメリカ映画なのですが、淡い初恋の思い出がテーマであると共に、主人公の少女・ベーダの抱える心の闇なども描いているとても素晴らしい内容です。

目次

「マイ・ガール」あらすじと感想

ベーダは父子家庭で育ちます。

母はベーダを産んだ直後に亡くなっているんですね。
なかなかダークな設定です。

更には少女の父親は葬儀会社を経営しており毎日のように死体を身近に感じているという特殊な環境なんです。

ベータの心の悲鳴

そんな中、心の悲鳴が体の不調として現れて行きつけの医師に元気に自転車をこいで向かい「自分はもうすぐ死んでしまう、重い病気だ」と訴えます。

ですが、それを否定されてしまうと藪医者扱いしてしまうという冒頭。

そして自分はもうすぐ死ぬと食事中に死んだふりをしてしまう姿には、かまって欲しい年頃の行動なのかなと初め見たときはくすっと笑ってしまったのですが、ラストまでこの映画を観て改めてこのシーンを見たときには、重みを感じさせられました。

ノスタルジックな雰囲気にひたれる映画

全体的に古きよきアメリカといったノスタルジックな雰囲気に包まれている映画です。

自転車につけている紐など当時のややヒッピーのような若者たちのスタイルやファッションも魅力的。

女子にはぶかれているベータの友達、トーマス

ベーダの変わっているその性格から女友達にもはぶかれて寂しい思いをしながらも、その年頃にしてはちょっと大人びた態度や考えをもっている姿に惹かれました。

女友達とあまり上手くいっていないベーダの仲良しがちょっとマザコン気味の男の子トーマス。

ベータが恋したのは学校の先生

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″][move]大人びた少女ベーダが恋をするのはこの男の子ではなく、学校の先生というのがまた切ない[/move]んです。[/moveline]

11歳の少女にとっては絶対に忘れられないであろう夏になります。

父と急接近していくシェリーに嫉妬するベータ

父が経営している葬儀屋に新しく雇用されたのは美容師のシェリーで、彼女はキャンピングカーで生活をしているちょっとぶっ飛んだタイプの女性。

始めはこのシェリーにベーダは懐いているのですが、父親と急接近していくにつれて複雑な気持ちになっていき、あんなに仲が良かったのに疎ましく感じてしまったり、それでもシェリーはベーダに歩み寄ろうとしていく姿は何とも言えませんね。

初恋の先生が開く詩の教室に

初恋の相手である先生に夏休み中も会えるよう、先生が開いている大人向けの詩の教室に通います。

そこでもヒッピースタイルで子供には過激な詩を展開していき、ベーダは恋だの愛だのわかっていないため子供らしい詩を披露するのですが、この詩の教室が後からしっかりと涙を増量させる展開に繋がっているのです。

ベータとトーマスの淡い関係

アレルギー体質で心配症の友だちのトーマスはベーダのことを理解しているようでいて、でも女心をわかっていないような感じで、その微妙な関係もとてもキュート❤️

ベーダにとってトーマスは恋愛対象ではないのは明らか。

でもトーマスはベーダが好きなのかな、きっと初恋の相手なのだろうなと思えるよう感じも見受けられて、微笑ましかったです。

「マイ・ガール」1番の見所は?

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ベーダとトーマスのファーストキスのシーンでしょう。

二人の遊びのスポットでもある柳の木の下で、ベーダの方からキスの練習をしようと誘うのは10代らしくてとても可愛いんです。

「いやだよ」というトーマスに対していつもの勝気な感じで迫りながらもいざキスをするとなったら緊張しているのがわかり、大人びた感じでもキスはドキドキするんだなとキュンとしてしまいました。

キスをする前に練習として自分の手の甲にちゅっとしていていざ向き合ってカウントをするのですが、4,5といったように小刻みにカウントするのもかわいいです。

エマ
ファーストキスは唇が触れただけといった感じ。
こんなにもかわいらしいファーストキスは他では見れません^^

キスの後、互いに恥ずかしそうにしている感じもリアル。
こんなに純粋な初恋ってあるんだなとうれしく思いました。

「先生にふられた候補にしてよ」と屈託のない笑顔でベーダに告げるトーマスは本当にかわいくて、二人が大人になって結婚するんだろうなと思い浮かべてしまうのですが、その後2人には悲劇が待ち受けています。

ベータに訪れた予期せぬ悲劇

そのあまりにも突然訪れる事件が衝撃的で、ベーダにこれ以上試練を与えないでと思わず叫びたくなりましたT^T(どんな悲劇が起こったかは、実際に映画を観てあなたの目で確かめてみてくださいね。)

エマ
一つの悲劇によってベーダが取り乱し、先生に告白をしたり病院に駆けつけたり精神が混乱しているシーンは画面が霞んでしまうほど涙が溢れました。

11歳の少女が夏休みという短い期間に体験するにはあまりにも辛い結果。

そのなかで葬儀会社の父親の役割なども描かれており、初恋という軽いタッチで描かれている作品だと思ってみると、衝撃を食らうでしょう。

ベーダが「めがねはどこにいったの?めがねがないと見えないの」と泣き喚くシーンは何度見ても胸がぎゅっと締め付けられる思いがします。

11歳はまだ子ども。
でも幼いなりに色々と葛藤しています。

それを大人がどう対応するのかが大切なんですね。

ベーダの心の闇というのは、ベーダを生んだ直後に母が亡くなったことで、自分が母親を殺してしまったのではないかと感じているところでした。

でもその心の闇をピックアップするのではなく、先生への初恋や幼馴染との関わり、父親の再婚などを通じて描かれているのが深いなあと思います。

詩で感じとれるベータの成長

先生を目当てに通うことにした詩の教室をベーダはやめることになるのですが、やめる前にみんなの前で親友のことを思って書いたと思われる柳の木に向けての詩を披露します。

その詩の内容が、さまざまなことを乗り越えるのにアイスクリームに奉げる詩という子供らしい詩を書いていた者と同じなのだろうかと思うほど成長していてグッとくるものがあるんです。

ストーリーもさることながら、この映画に使われている「マイガール」という歌も映画を盛り上げてくれて、今でもこの歌を聞くと涙が溢れてきます。

ちなみに、こちらの映画続編もあるんです。
そちらの出来も素晴らしいので、合わせて観ると一層楽しめると思いますよ^_^

マイ・ガール

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