ドラマ『カルテット』の評価。秀逸な脚本とキャスティングが◎

カルテットの見どころといえば、ストーリーもなのですが、何と言ってもキャスティングでしょう。

ドラマのタイトルどおりカルテット、つまり弦楽四重奏の4人を中心にストーリーは展開していくのですが、みんなそれぞれチャーミングで怪しいのです。

松たか子さん
満島ひかりさん
松田龍平さん
高橋一生さん

この4人の組み合わせが、その登場人物を演じるととても魅力的なのです。

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目次

サスペンスでありコメディーであるという不可解なストーリー展開

このキャストだからこそ両立できたのでしょう。

4人が食卓で唐揚げにレモンをかけるかかけないかなどと話しているときの雰囲気は、普通の会話とも言えるし、ストーリー的には本筋でもないしそんなことはどうでもいいと思われがちですが、ある意味不自然で、これは何なんだという日常の変な感じです。

この4人以外の人が同じ会話をすると、また違った雰囲気になるとも思われるし、それほど魅力的なシーンにもならないのかなと思われます。

松たか子さんや満島ひかりさんのかわいらしさが相まってライトな感覚もあり、松田龍平さんや高橋一生さんが演じるからこその真剣みのあるようでないようなおかしさが生きてくるような気がしています。

『カルテット』はストーリーが◎ 脚本の良さが発揮

ストーリーでは弦楽四重奏が奏でる音楽のように、優雅な感じもありつつ、不協和音を生み出すこともある複雑な関係性に対しても、最後まで視聴者を飽きさせないような工夫がされているように思います。

主要人物である弦楽四重奏の4人は、アマチュアの演奏家


カラオケボックスでそれぞれの楽器の練習していたところ出会うのですが、やがてそのうちの一人、司(松田龍平)の祖父の軽井沢の別荘で練習を重ねるようになります。

しかし、そのうちの一人、巻真紀(松たか子)は夫は失踪しており、夫の母(巻鏡子:もたいまさこ)には夫殺しの疑いをかけられていたりすると少々複雑なストーリー展開が待っています。

元プロだから熱心に演奏活動をしようとしている巻真紀という風にも視聴者は考えたりもできるし、ただ夫殺しをしたからその事実から逃げている(ただ隠している)とも解釈できてどちらなのか分からなくしてくれています。

すずめは巻真紀の調査を、巻鏡子に頼まれている。

すずめは、巻真紀の本性を探っています。

エマ
しかしながら、すずめはその調査をやめたいと思うのですが、巻鏡子に自分の過去の弱み(子供時代に詐欺に加担させられた)を握られ、調査を継続するようになってしまいます。

でも、その一連のストーリーだけを追うと、ミステリー感しかないのですが、ちょっとしたシーンで箸休めというか、深刻になりすぎない要素があったりもするので、少しだけ見ている方も楽になります。

『カルテット』には、飽きない工夫が散りばめられている

それぞれの登場人物がそうやって怪しい要素(殺人、詐欺などの疑いや実際にそれを実行している)を持っています。

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]なので見ていて飽きないというか、[move]どんな経緯があってそんな風に行動しているのだろうという疑問が湧くような感じというか、腹黒い感じと潔白な感じを両立しているところが面白い[/move]のです。[/moveline]

犯罪を犯している側や迷惑行為をしている側というのはどんな場合も悪と思われがちですが、登場人物がチャーミングなのでどこか滑稽で面白みがあったりするのです。

例えば、吉岡里帆さん演じる来生有栖


元地下アイドルで、過去に自分のクラスを学級崩壊に追い込んだり、交際相手を陥れたりするエキセントリックな人物なのですが、面白いのです。

巻真紀のバイオリンを盗もうとして2階から転落したりするものの、結局巻真紀に謝罪し、お互いの罪に目を瞑ることにしたり、金欲しさに株取引するも失敗したり、勤め先の店長を色じかけで誘うも店長の奥さんに見つかってクビになるという何だかすごい役どころなのです。

ラストあたりでは、白人男性にエスコートされてドレスアップして現れて、店長の奥さんに豪華な指輪を見せつけて「人生チョロかった」、などとうそぶくのです。

現実にはそんな自分を誇示するというかわかりやすい人っていないと思うのですが、ドラマの世界だからこそのどぎつい演出なのかなと思います。

でも、それを吉岡里帆さんが演じるとどこか可愛らしくも憎たらしい何ともいえない味わいになります。

まとめ

全体を漂う何ともいえない感じというのは説明しにくいのですが、物事を善悪や白と黒に分けるにはあまりに説明がつかないようなことがあるなということです。

ドラマを漂う空気感は少し影のあるものなので、決して明るくはないのですが、ほの明るい光のようなものや、暖かいものも垣間見えるのです。

劇中に演奏されたり使われたりする音楽もドラマに欠かせないエッセンスとなって私たちを楽しませてくれるし、クラシック音楽に対してもいいものだなと感じさせてくれます。

キャスト、ストーリー、音楽という要素がちょうどいい具合に相まっているドラマというのはなかなかないので、こんなドラマを見られたことは私にとっては心の収穫です。

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本ページの情報は2021年3月時点のものです。
最新の配信状況はHuluサイトにてご確認ください。

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