ゲームのキャラが、ネットの世界に入り込んでいくという新しい発想のストーリー。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]2012年製作[move]『シュガー・ラッシュ』の続編であり、前作同様リッチ・ムーアが監督[/move]を務めています。[/moveline]
本作品はディズニープリンセスやソニック・ザ・ヘッジホッグなど著名なキャラクターがわんさと登場する、いわゆるクロスオーバー作品です。
よって2018年に公開された『レディ・プレイヤー1』を気に入ったなら、こちらも楽しめるでしょう。
「シュガー・ラッシュ:オンライン」あらすじ
毎日同じコースを走らされウンザリしているヴァネロペ
とあるゲームセンター内のキャラクターであるラルフとヴァネロペ。
前作から引き続き、大の仲良しです。
しかしヴァネロペ(ゲーセン内のレースゲームのキャラ)は、毎日同じコースを走らなければならないことに飽き飽きしていました。
そこでラルフがヴァネロペのゲームの中に入り込み、コースを変更。
ヴァネロペは、とてもエキサイティングなゲームが楽しめたと大喜びでした。
ゲームセンター内では問題が発生!
何が起こったかというと、通常とは違うコースを走ったので、プレイヤーとの摩擦が生じハンドルが折れてしまったのです。
しかしこのゲームはさほど人気でもなかったようで、ゲーセンのオーナーはハンドルを買い替える気がなさそうなのです。
悪い予感は的中。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]そうなると[move]ヴァネロペをはじめ「シュガーラッシュ」の可愛い女レーサーたちは皆失業[/move]してしまうことになります。[/moveline]
「何としても、新しいハンドルを見付けなければ!」と焦るヴァネロペ。
そこでラルフとヴァネロペは、Wi-Fiを使いインターネットの世界から調達することになります…。
脳内の世界が上手く視覚化されている
以前に『インサイド・ヘッド』を観た時、脳の中の世界が上手く視覚化されていて驚きました。
今回の『シュガー・ラッシュ:オンライン』もそれに似た印象を覚えます。
インターネットの中の世界が、細かい部分まで見事にアニメーション化
とにかく凄い!
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]例えば[move]ネット上に現れる広告やeBayというアメリカのオークションサイトの仕組みなどが巧みに表現[/move]されています。[/moveline]
上手いなぁと思っていたら、リッチ・ムーア監督は動物たちの住む巨大都市を描いた『ズートピア』の監督の1人なのですね。
どうりでワクワク感が似ているなと思いました。
『ズートピア』はアニメーション映画ですが、人種差別問題などに焦点が当てられていて大人が観ても楽しめる作りとなっています。
本作品も同様に、子供から大人まで楽しめるアニメーション映画と言えるでしょう。
ネットの世界をそこそこ知っている人であれば「これある~」の連続
物語序盤はまるで、インターネットのテーマパークを見せられているようです。

何か途中まで言いかけると、このキャラクターが予知検索してくるあたりが笑えます。
ちょうど検索バーに、さまざまな候補が上がってくる感じでしょうか。
またストーリー終盤に大量のメールが、乗り物に乗って運ばれているシーンなどもあります。
これはGメールの表現なのかも知れない、など想像しながら鑑賞するのが楽しかったです。
「スローターレース」にどハマりするヴァネロペ
例えばヴァネロペは本格派のレースゲームである「スローターレース」に参加するのですが、自身の子供向けレースゲーム「シュガー・ラッシュ」とは違いスリリングで刺激的なことから、すっかりこの世界の虜になってしまいます。
更にこのレースゲームのカリスマレーサーであるシャンクが、クールですが優しいお姉さんみたいな感じで、彼女になついてしまいます。
このシャンクの声は、ガル・ガドット。
彼女は「ワンダーウーマン」で有名ですが、カーアクション映画「ワイルド・スピードシリーズ」のジゼル役でも名を馳せていますね。



ヴァネロペはまだ幼いので、このような心境の変化にも正直で良いなと思いました。
しかしやや大人であるラルフはヴァネロペを連れて、元々居たゲームセンターへ戻ろうとします。
大の仲良しヴァネロペとラルフの関に亀裂が・・・
このようなことは現実世界での友情でもあり得るし、案外普遍的なテーマだと思うのですよ。
ヴァネロペは新しい世界の扉を開いてしまい、それが本来の目的を忘れてしまうぐらい衝撃的だったのでしょう。
そこが、この映画の本当に素晴らしいところだと思います。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]一方[move]ラルフの方は「スローターレース」にウィルスを侵入させるなどのアイデアを思い付きこっそり邪魔をするなど、ヴァネロペに対して執着[/move]し、どんどんしつこくなっていくので面白いです。[/moveline]
よって自身の幸せを妨害する、そんなラルフはヴァネロペにとってもはや友達なんかではなく脅威の存在になっていきます。
【ラルフウィルス】その後の展開はもっと予想外のものに!
アーサーの仕業で、たくさんのラルフウィルスがかき集められ巨大なモンスターと化してしまうのです。
この悪趣味で奇妙なシーンは、昔の映画キング・コングを連想させられました。
鑑賞者によっては、このシーンが案外気持ち悪くトラウマになっているという話も聞きます。
センスとしては??ですが、一見の価値はあるでしょう。
「シュガー・ラッシュ:オンライン」にはかなりたくさんのキャラクターが登場
その量は1度の鑑賞では把握しきれないほどで、2度3度鑑賞して楽しみたい方にはもってこいの作品と言えるでしょう。
具体的にはまず白雪姫やシンデレラ、眠れる森の美女のオーロラなどのディズニープリンセスが挙げられます。
彼女らがTシャツなどを初めて着て、ラフな格好を気に入り喜ぶシーンは印象的ですね。
更にほんの少しづつですがチューバッカや、R2-D2やダンボなどのキャラクターも登場しますよ。
またQバートなどのゲームキャラも多数登場しますので、ゲームに詳しい方にもオススメ。
まとめ
楽しい気分になりたい時や気分転換したい時などに、鑑賞してみてはいかがでしょうか?
難しい映画に疲れたときにも◎。
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