一見、ただの日常系のほのぼの物語だと思っていました。
ちょっと変わったご主人様とそれに仕えるエミリコの日々を描いた作品だと侮っておりました。
1話を見た後は今後ケイト様とエミリコの二人が仲を深めていくんだな…くらいにしか思っていませんでしたが、2話ではいくつか重要なことが明かされてきました!
2話にして話の輪郭が見え始め、これからの展開が読めない…!気になる!と継続視聴決定いたしました。
『シャドーハウス』2話感想
2話で新たに判明したシャドーハウスと生き人形のこと
重要なシーンについての感想をまずは書きます!
といってもまだまだ不明な点が多く、謎が深まった2話です。
1、エミリコが部屋の外に出て、屋敷の広さを体感するシーン
エミリコは広い屋敷とたくさんに生き人形を目にして、卒倒していました。
今まで外の正解というものを知らずに過ごしてきて、あの狭い一室がエミリコのすべてだった訳ですから、衝撃を受けるのも無理ないですよね。
エミリコの他にもたくさんの生き人形が登場しました。
「こんなにたくさんいるのか!」とわたしも驚きましたが、屋敷の広さからしたら必要な人数なのかもしれません。
ミュージカルのように明るくお掃除するシーンでしたが、音楽から感じられる不穏さがどうにも今後のストーリーの雲行きの怪しさを感じさせます。
エミリコが思考停止するほど大きな屋敷が広がっていましたが、まだまだ1つの屋敷の中です。
というか、この物語で館の外という概念がが存在するのかすら怪しいですね。
まだまだ世界観についてわかっているのはほんの一握りということなんでしょう。
かく言う私も、日本という国から出たことがないもので、まだまだ狭い世界を生きているのかなと感じさせられました。
いつか日本を出て、広い世界を目の当たりにするような機会があれば、このアニメを思い出すことでしょう(笑)
2、サラとの接触シーン
このシーンでは、生き人形は会話することはおろか、自我をもっているように振舞うことが悪と描かれていました。
掃除のシーンとは一転、ミアは鏡としての役割を全うしていました。
そこに自我は感じられず、まさに「生き人形」という言葉がぴったり当てはまります。
つまりは、生き人形であるエミリコの役割はシャドー家の「顔」なんですね。
ケイト様はそれを知っていたであろうに、それをエミリコには教えていなかった…。
つまり、ケイト様はエミリコを一人の人間として対等に扱おうとしていたのだろうと思います。
ではなぜ、生き人形にここまではっきりと自我や個性があるのでしょうか?
自我を押し殺し、表情を映す道具として利用されるしかないのであったら、なんて酷なことだろうと思います…。
エミリコの天真爛漫な性格は、シャドー家では異常ということなんでしょう。
現代でもAI技術が発展し、人間の知能を超す未来がくることが予想されています。
ロボットが自我を持ち、人間と対等に関わる世界というのもそう遠くない世界なのかも。
その中で、ロボットにも人権が与えられるべきか、考えたことがありますが、このシャドーハウスの世界でそれを実行しているケイト様の偉大さに気づきました…。
周囲からの目よりもエミリコ本人を大切に思っているからなのか、それとも過去に生き人形やシャドー家と何かあったのか?
色々と考察できそうです…!
その辺の謎も今後明らかになることを期待しています!
なんて言い上司なんだ…!と思いました。
それとともにかなり常識的な人格をお持ちたどいうことが感じられます。
まだ登場していない他の主人たちはどうなんでしょう?
特徴的な作画
いくつか感じたことがあるのですが、まず気になったのは、登場人物の輪郭が全員丸みを帯びていること。
普通はシャープな輪郭のキャラが登場することが多いのですが、今回は見られませんでした(ケイト様は影でわかりませんが…)。
しかし、ケイト様の横顔を見る限り、スッと高い鼻筋があり綺麗なEラインが確認できました!
これはきっとべっぴんさんなんだろうな…と思ってみておりました。
まつげも長くてお美しい。
まとめ
さて最後になりますが、今作品はまだまだ謎に包まれています。
- シャドー家はなぜ顔を持たないのか…
- 生き人形はどうやって誕生するのか…
- シャドーハウスの数々の謎…
今後はさらに多くのキャラクターについても描かれると思うので、ますます楽しみです。
まだまだ不明な点が多く、全体像がつかめないまま進んでいく不気味さ!
この空気感を楽しみつつ、すべてがわかってからまた1話から見返すことになりそうです。
最高に不気味な雰囲気を醸し出しはじめ、今後どんな風に話が進むのか目が離せなくなってきました!
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