「SING」という映画をご存じでしょうか?
2016年に公開された、アニメーション映画です。
日本では2017年3月に公開されました。
アニメですが、子供も大人も楽しめる良質な内容です。
今回は、この映画について、内容やその魅力をまとめてみたいと思います。
- 登場人物
- あらすじ
- 感想
「SING/シング」の登場人物について
バスター・ムーン
この映画の主人公でコアラで可愛らしい容姿ですが、おじさんです。
とてもロマンチストでポジティブ思考の持ち主、他人に対しても怒ったりすることはなく、褒め上手なタイプ。
劇場経営者ですが、赤字を抱え、劇場閉鎖の危機に直面しています。
日本語版吹替は、内村光良が務めました。
このキャラクターのある意味ゆるくて周りの人に寛大なイメージに合っていて、とても良い配役だと思います。
彼自身は、公開前のインタビューで、「歌うのはちょっと・・」と話していましたが、
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″][move]1か所だけその貴重な歌声が聞けるところがあり、見所の一つ[/move]でもあります。[/moveline]
ミス・クローリー
バスター・ムーンの秘書を務める年老いたイグアナです。
彼女は、動きがゆっくりで聞き間違いも多いため、よくミスを犯すのですが、バスター・ムーンをよく支える心優しい秘書です。
今回のストーリーは、彼女がしてしまったミスで始まります。
場で行う歌唱コンテストの賞金を1,000ドルではなく、10万ドルと書いてしまうのです。
しかも義眼がとれて、目玉が誤ってパソコンキーボード上に落ち、“0”を2回バウンドで打ちこんでしまう、という衝撃的な内容。
日本語版吹替は、声優の田中真弓さんです。
非常に演技の幅の広い声優さんで、本作品のセリフでもその実力が発揮されています。
アッシュ
歌うことが大好きなティーンエイジャーといえば、ヤマアラシのアッシュ。
恋人とバンドを組み、一緒に歌唱コンテストに参加するのですが、そこから恋人といろいろあり、傷心の経験をします。
そこを乗り越え、作り出した楽曲がパワフルで、歌詞が聞く人の心をつかみ、元気を与えます。
日本語版吹替は長澤まさみ。
こんなにパワフルに歌えるんだ、と見直しました!
ロジータ
25匹の子豚たちを育てる主婦の豚です。
一生懸命子供や夫のため頑張って家事育児をこなしているのに、子供たちはやりたい放題、仕事で忙しい夫は生返事ばかり。
虚しさを抱えているところに、歌唱コンテストのチラシが舞い込んできて、出場を決意するロジータ。
コンテストに出場する時間を捻出するため、彼女のとった行動が大胆ですが、とてもコミカルで面白い展開です。
日本語版吹替を務めるのは、坂本真綾。
非常に歌唱力に定評のある声優さんです。
グンター
踊れる陽気な豚のグンターは、あらゆる場面を陽気に周りを励まします。
最初は1人で歌唱コンテストにエントリーしたけれど、本コンサートではロジータとペアで歌とダンス。
どのような状況でも、陽気でポジティブに振る舞う、みんなのムードメーカーでもあるグンター。
日本語版吹替を務めているのは、トレンディエンジェルの斎藤司。
とても歌唱力の高い芸人だと分かりました。
ミーナ
とても内気でささやくように話すインド象のミーナ。
非常に素晴らしい美声を持ちながら内気な性格が邪魔をして、なかなか実力を発揮できません。
しかし、その実力をバスターに見いだされ、ショーで才能を開花させます。
性格は内気ですが、力持ちで、劇場にかかわる力仕事や裏方役を喜んで引き受けてくれる優しい心の持ち主でもあります。
日本語版吹替は、日本が誇る歌姫MISIAが務めています。
抜群の歌唱力はもちろんですが、ささやくようなミーナのキャラクターをうまく演じており、声優としての才能も発揮しています。
ジョニー
ギャングの息子ですが、本当は歌が大好きなゴリラのジョニー。
父親には内緒で歌唱コンテストに参加します。
劇場での歌やピアノの練習にはまり込むあまり、ミスをして、父親が警察に捕まってしまいます。
父親との関係性の変化も見どころの1つです。
日本語版吹替は、スキマスイッチの大橋卓弥で、やさしい歌声が魅力です。
マイク
歌唱力抜群ですが、傲慢で人を押しのけることをなんとも思わないストリートミュージシャンのマイク。
ハツカネズミのキャラクターで、歌唱コンテストの開催を知ると「必ず優勝して賞金をいただく!」と意気込んで他の出場者をけなしたりします。
大きな危機を持ち込んでくる彼ですが、歌唱力だけはホントに見事。
日本語版吹替を務めるのは、山寺宏一です。
セリフなどの言い回しもさすがですが、歌も非常に上手く、ステージで歌う「マイ ウェイ」には引き込まれました。
ナナ・ヌードルマン
元・大物歌手で大富豪。
バスター・ムーンの親友エディのおばあちゃんですが、性格がきつく、劇場への資金融資もばっさり断る強いひつじの老婦人。
しかし、ショーに対する思い入れは人一倍強く、バスター・ムーン劇場のショーを見て心境に変化が生じます。
日本語吹き替えは、あの大地真央。
圧倒的な迫力のあるセリフで、ナナの個性を際立たせています。
エディ
バスター・ムーンの親友であるひつじの青年。
おっとりした性格で祖母ナナの前では弱気ですが、バスターの窮地にはすぐに駆け付けて助けてくれる心強い存在。
ショーでは音響関係を一手に引き受け、その能力が際立っていました。
日本語版吹替は、声優の宮野真守。
エディのいろいろな表情・感情を声色で表現しています。
「SING/シング」あらすじ
バスター・ムーンは幼いころに父に連れられてみた劇場ショーに強く感動し、大人になってから劇場経営を始めます。
しかし、経営は苦しく、出演者へのギャラ支払いにも困るほど。
でも持ち前のポジティブ思考で、「素人歌唱コンテスト」を企画。
ですが、とんでもないスタートになってしまいます。
打ち間違えられた賞金金額
歌唱コンテストのチラシを作成中に、秘書ミスクローリーが1,000ドルの賞金金額を、10万ドルと打ち間違えてしまうのです。
チラシはそのまま強風にあおられ町中にばらまいてしまい、そのままコンテストの受付を始めてしまいます。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]高額賞金に多数の参加者が集まる中、[move]コンテストで選ばれたのは、ロジータ、グンター、アッシュ、マイク、ジョニー[/move]でした。[/moveline]
それぞれに問題を抱えながらも、劇場に集まり本コンサートに向けて練習に励みます。
無様に破壊された劇場
ショーまで時間がなく、費用もなかったバスターや出演者は協力して修理し、コンサートを開こうとしますが、修理したところがまた壊れ、劇場全体が崩壊してしまいます。
これには、さすがに意気消沈し、寝込んでしまうバスター。
劇場再建をあきらめ、洗車業に励むバスターを親友のエディや秘書ミスクローリーが手伝います。
ミーナの歌で、ショー開催を決意
その最中に、ふときれいな歌声を聞き、声のするほうに走っていくバスター。
そこで歌っていたのは、ミーナでした。
ミーナも歌唱コンテストにエントリーしていましたが、内気な性格のため歌わずに去っていたのです。
彼女の本当の実力を知ったバスターは、ショーを開催することを決意し、彼女にもショーにでることをお願いします。
劇場廃墟でのショーがスタート
最初はこのショーを馬鹿にしたテレビ放送が始まりますが、出演者の披露する歌やダンスが素晴らしく、テレビ放送を見て多くの観客が詰めかけます。
最後には、ミーナが能力全開で歌声を披露し、劇場が完全に崩壊するも満月をバックに最高のフィナーレを飾ります。
観客総立ちで拍手を送る中に、ナナの姿がありました。
その後、劇場はナナの資金援助によって、再建され、バスター劇場完成記念の写真撮影が行われるのでした。
「SING/シング」感想
ストーリー展開や各キャラクターの個性も魅力的で、見ていて飽きなかったです。
1番引き付けられたのはショーでの各キャラクター達の歌やダンス。
それぞれが、それぞれの事情を乗り越え出場しているので、気持ちがとても伝わり、またショーのレベルも高く見ごたえのあるものでした。
1番のお気に入りは、ロジータ&グンターのショーです!
劇場ショーのトップバッターとして登場し、馬鹿にされながらも生き生きと歌いダンスし続けていくうちに見ている人を魅了、劇場に観客を呼び込みます。
主婦であるロジーターの抱える事情や、ショーで使われる「シェイク・イト・オフ」の歌詞がダイレクトに心に飛び込んでくる名シーン。
心に染みます。
「SING/シング」Twitterの口コミレビュー
『SING/シング』はBTTFオマージュが散りばめられているところも大好き!
イルミネーションスタジオ内のスタッフに大のBTTFファンがいるに違いない!#バック・トゥ・ザ・フューチャー#SINGシング#映画で語ろう pic.twitter.com/qnQibBiuAJ
— 𝕂𝕊𝕋 -カスト- (@kst050z) May 28, 2020
サントラ聴いててまた観たくなってきた。おススメです。
フォロワーさんにも歌うたいさんや音楽やってる方もおられるので、気に入っていただけたらうれしい。
『SING/シング』字幕版 予告篇90秒 https://t.co/An9VS0BYTr @YouTubeより pic.twitter.com/YQ2CmdPp16— コカゲカズヒロ (@toka_ge3_elzd) May 25, 2020
ここ数年の映画で舞台の描写がちゃんとしてると思ったの、『SING/シング』(アニメだけど劇場の機構がちゃんと描けてる)、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(オペラ見るとこ)、『マイ・ビューティフル・デイズ』(金なくて上演すらできない)です。
— saebou (@Cristoforou) February 14, 2020
【SING/シング】2016年
ちょっと今の気分じゃないのかあまりハマらなかったなぁ。
例えばアッシュが歌った歌は自作の曲だから観客はみんな初めて聞くわけでしょ❓それであんなに乗れるかなぁ。
とはいえ、カーウォッシュのシーンでヒツジさんが手伝ってくれた所はウルッときた。 pic.twitter.com/iZVIkL7FUW— ごんピクシー 映画野郎Aチーム (@grandir88) January 4, 2020
SING/シング
個性的で愛すべき動物達が往年のヒット曲で送る、グレイテスト・ショー!
ドン底に落ちたら這い上がるしかない。でも洗車シーンは流石に笑う。
動物達の生き生きとした表情や、街並みのCGも美麗。
歌の持つ力を再確認し、観賞後無性に歌って踊り出したくなる傑作。
吹替版も観たい! pic.twitter.com/Y4cp0yCC44— ヒロ (@KOKORO21355419) January 3, 2020
「SING/シング」を無料で観るには?
Amazonプライムで無料で観れちゃいます♪
プライム会員ならAmazonでのお買い物の送料やお急ぎ便、日時指定も0円なんです。
Amazonであまり買わないという人もコレだけで元は取れると思います。
comment