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『千と千尋の神隠し』ハクはなぜ銭婆から魔女の契約印を盗んだの?

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「魔女の契約印」、なんだか不思議そうな響きがプンプンしますね!
今回は、これについて迫ってみました。

目次

魔女の契約印ってなあに?

これは湯婆婆や銭婆が魔法使いになるべく、使用した判子。

魔法の力を手に入れるため、ある誓いを立てる必要があった

それが「働きたいものには仕事を与える」というものでした。

でも誰彼構わず、雇用し教育する義務は湯婆婆にとって厄介でしかありません。

湯屋を経営するにあたって足手まといになるような人材は不要です。

ここの従業員は住み込みなので、雇用してる限りは衣食住の面倒も見なくてはならないですしね。

どうしても魔法の力が欲しかった湯婆婆は、渋々誓いを承諾したのでしょう。

契約印の管理は姉である銭婆に任された

銭婆は釜爺からも「あの魔女は怖い」と恐れられるほどの力の持ち主で、契約印にも守りのまじないをかけるほど用心深い人物です。

おそらく湯婆婆もそのようなトラップがあることは察しており、簡単には契約印を奪えなかったのですね。

そこで湯婆婆は、弟子であるハクに、契約印を盗りにいかせようと企んだのでした。

契約印を手に入れたなら、誓いを上書きすることが可能です。

契約印さえあれば雇用の自由は湯婆婆に与えられることに

エマ
気に入らない者は解雇し、動物に変えることだってできます。

従業員全員が彼女の奴隷のようになるわけですね……。
なんというブラック企業でしょう!

守りのまじないは強力で『盗んだ者が死ぬ』という呪いが。

銭婆も千尋からハンコを返してもらったとき「お前これを持っていてなんともなかったかい?」と驚いた様子でした。

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]そのことからも、[move]ハンコを持ってるだけで災いが起きるほど強力な呪い[/move]では、とも考えられますよね。[/moveline]

でも、千尋は何事もなく銭婆のもとまで辿り着きました。

銭婆がハンコを受け取ったときには、もう守りのまじないは消えていたのです。

では、いつどのようにして消えたのか……。
なぜ、千尋は呪いの影響を受けなかったのでしょうか?

これについてはいくつかの説が上げられます。

千尋が契約印を持っていても無事だったワケ

1、『そもそも千尋が呪いの対象ではなかった』説

守りのまじないは、あくまで『盗んだ者が死ぬ』呪い

千尋は『銭婆に判子を返しに行こう』としていたので、呪いは発動しなかったものだと思われます。

2、『事前に苦団子を食べてたから呪いから守られた』説

千尋が川の神様からいただいた苦団子は、ハクの体内の虫やカオナシが飲み込んだ者を吐き出させる『浄化』の作用を持っています(千尋は純粋無垢で浄化するものがなかったため、団子を味見した直後は特になにも起こりませんでした)。

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″][move]ハンコに触れても悪しき呪いが浄化されたため、千尋は無事だった[/move]のです。[/moveline]

しかしこの2つの説は千尋が呪いから守られる理由にはなりますが、守りのまじないそのものが消えた理由としては不十分です。

そこで考えられる有力な説がもう1つ。

3、『ハクが苦団子を食べたのでまじないが消えた』説

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]「[move]ハンコと一緒に吐き出した虫がまじないの正体[/move]なのでは?」との憶測も飛び交ってますね。[/moveline]

でも、それは銭婆が否定してます。

虫は湯婆婆がハクに言うことを聞かせるため腹に仕込ませた、また別の呪い。

よって虫は守りのまじないとは無関係ということになりますね。

しかしハクは虫を吐き出したあとすぐにまじないから解放されたので『苦団子を食べたことで、守りのまじないによる呪いも虫と一緒に浄化された』と考えるのが自然でしょう。

4、【おまけ考察】釜爺の「えんがちょ」も少しは関係してるのかも。

最近聞かなくなった言葉ですね。
今の子どもたちもほとんど知らないのでは??

これは日本に古来よりある民俗風習。

汚いものや演技が悪いものに見たり触れたりしたとき、その穢れを他人に移さないようにするために行うちょっとした儀式のようなもの。

エマ
虫を素足で踏んづけた千尋に、釜爺がえんがちょを切ったことで呪いが消え去った……というのはムリがありますが、あの世界観であればそういった古い風習も多少関係があると思うとロマンを感じますね(笑)

契約印はその後どうなるのか

湯婆婆は契約印を手に入れることに失敗してしまいましたが、今後リベンジすることがあるのか疑問なところです。

ハクは命を落としかけたものの、契約印を盗むことには一応成功しています。

でも湯婆婆は「ハクを片付けな、その子はもう使いものにならないよ」と、瀕死のハクを処分しようとしています。

ハクの身体の中にハンコがあるのなら、それだけを取り出せばいいのでは?

ハンコの行方がわからなかったのか、ハンコの呪いに自体手に入れること自体を諦めたのか。

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]どちらにしても[move]優秀な弟子のハクですら太刀打ちできないほどの銭婆の力を恐れて、当分は手出しを止めるつもり[/move]でしょう。[/moveline]

さらに溺愛する坊も危険にさらされているので、契約印どころではないのでしょうね。

まとめ

ともあれハクと千尋のおかげで油屋の従業員の人権は守られました。

物語のなかで重要な役割を持つ契約印は、また銭婆とカオナシが守っていきます。

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