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「グッドナイト・ムーン」あらすじと感想【ネタバレあり】

グッドナイト・ムーン

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ジュリア・ロバーツにスーザン・サランドン、エド・ハリスという映画界の大御所が出演する本作。

「キャストが豪華だと内容に期待できない」と言われている映画界の常識を見事に覆してくれた作品です。

実母と継母という微妙な関係を描いた作品ではあるのですが、笑いもあり涙もありさまざまな感情が揺れ動かされました。

目次

わたしの1番好きなあま〜いプロポーズシーン

この映画のなかで最も好きな好きなシーンは、子供たちの新しい母親となるイザベラ(ジュリア・ロバーツ)にルーク(エド・ハリス)がプロポーズをするところ。

そのプロポーズがイザベラの指に赤い糸を結び、糸を通じて指輪をつけて結婚を申し込むというもの。

エマ
それ自体も素敵すぎて、わたしにとっては憧れのシチュエーションになりました。
アメリカのカップルはおしゃれだな〜とうらやましく思いました。

とても甘いシーンもあるのですが、ラブストーリーではありません。

「グッドナイト・ムーン」あらすじ

ルークは離婚をしていて年頃の2人の子供がいます。

この2人の子供に手を焼かされている感じが、ロマンティックなシーンから突然現実に引き戻されます。

離婚して子供を育てるシングルファーザー

離婚後に母親ではなく父親が子供を引き取るというとても珍しいパターン。

新しい彼女もいるルークの家に、我が子を会いに来るジャッキー(スーザン・サランドン)がやってくるというとても複雑な関係。

新しい母親イザベラを毛嫌いする娘アンナ

母が大好きだからこそ、新しい母親なんて許したくないといった感じの最も多感な年頃の12歳の娘アンナの態度の悪さも仕方がないでしょう。

元妻と再婚相手のバチバチの対立

どうにか新しい母親として慕ってもらいたいとカメラマンという忙しい仕事のなかで歩み寄ろうとしているのに上手くいかず、その姿を見てほくそ笑むジャッキーをはじめは嫌な女だとさえも思ってしまいました。

大人になって改めてこの映画を観たとき、昔愛した男が違う女を愛しているのを見て優しくなれるはずはないなとその態度に共感をしてしまいました。

この映画は子供としての立場、若い新しい彼女としての立場、そして元妻と再婚相手の間にいる男の立場などさまざまな立場から見ることができます。

エマ
元妻と現在の彼女の対立は痛いくらいに双方の気持ちがわかります。

どうにか子供たちと仲良くしたいと子供たちを預かって仕事をしたときに小さな少年でやんちゃ盛りのベンが行方不明になったことにはどきっとしました。

自分のかわいいわが子を危険にさらしたことへの怒りを感じながらも、実は大きな失敗を喜んでいるのではないだろうか思えてしまうジャッキー。

それほどイザベラとジャッキーの関係はバチバチ。

その2人を見ていて何もできずにいるルークにやや無責任さを感じてしまいますね。

ジャッキーの病気が発覚

そんな女のバトルがいつまでも続くと思いきや、ジャッキーの病気が発覚してから少しずつストーリーは動き出します。

エマ
がんが体中に転移していて「家族に話すべきだ」と主治医にも促されているほどの状態。

因縁の相手でもあるイザベラに元夫がプロポーズをすると聞くと、自分の病状を伏せてしまいます。

「元夫には守るべき人がいる、我が身は自分で守ろう」というジャッキーの強い意志を感じさせられました。

だんだんとイザベラに懐き始める子供たちを見て・・・

若くて自由奔放タイプのイザベラはお母さんというよりも年の離れたお姉さんのような感じ。
ベンもアンナも少しずつ話がわかる相手だとイザベラに心を開いていきます。

以前は懐いていなかった子供たちがイザベラに歩み寄っているのを見て、ジャッキーが複雑な気持ちになるのは、見ていて胸が締め付けられるようでした。

自分は病気を抱えていて余命少ないかもしれない、子供たちや元夫はイザベラという新しい風を入れて明るい未来に歩もうとしているということが悲しくて悔しくて、そして虚しさと寂しさを感じるのも無理はないのです。

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]そのような[move]複雑な気持ちを抱えながらもジャッキーとイザベラも互いに歩み寄ろう[/move]としていくようになります。[/moveline]

子供に懐かれてかっこいい継母のようになっているイザベラに対して嫉妬の塊だったジャッキー。

実はイザベラもジャッキーに嫉妬をしていたことにとても驚かされました。

若くてかっこいいけれど家事は苦手で失敗ばかりをしてしまうイザベラ。

「母親の鑑のように完璧なジャッキーのようになりたくてもなれないことをわかっていたし、子供たちにとって母親はジャッキーだけであることもわかっている」と互いに本音でぶつかり合うシーンの中でもジャッキーがとても冷静であったことが印象的でした。

実の母親と新しい母親という微妙な関係を子供たちの目線からも、当人同士の目線からもとても上手く描かれています。

楽しそうにはしゃいだりするシーンもあったり、重いテーマを取り上げているのにどこかユーモラスで爽やかでグッと惹き込まれるものがありました。

親の離婚に巻き込まれたかわいそうな子供たちを描いているのではなく、子供たちも親と一緒に成長していくといった展開はとても素晴らしいです。

責任感が強くて仕事も家事も育児も完璧なジャッキーと、どこか抜けているイザベラは全く異なるタイプの人間に見えるため、ルークは2人のどこを好きになったのだろうかと正直疑問も浮かびました。

けれども大人になって見直すことによって仕事熱心でどんな困難にも負けない強い意志のある2人は全くタイプが異なるようで心が強い人であることに共通点があり、そんな2人の奥底にある強さと優しさを彼は見出したのでしょう。

まとめ

いろんなテーマが題材なので、若いときに観たイメージと大人になって観た時とは受ける印象がガラッと変わりましたね。

そして、映画で使われている曲も素晴らしい!
一度聴いたら忘れることができないんです。

切ないラストに明るいテーマソングが流れるのがまた涙を流させてくれるのです。

この映画は再婚に悩んでいる人などにも観てもらいたい作品です。
とても心が温かくなり、家族のあり方を改めて考えるきっかけになりますよ^^

グッドナイト・ムーン

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