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「オデッセイ」のあらすじと感想【ネタバレなし】

オデッセイ

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あなたには人にお勧めする映画がありますか?
わたしが万人に自信をもってオススメする映画は『オデッセイ』です。

これは主演をマット・デイモンが務める2015年のSF映画です。

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]原作もちゃんとあって[move]アンディ・ウィアーの『火星の人』[/move]を元に作られているのですが、本もオススメ。[/moveline]

作者であるアンディ・ウィアーは、この小説を自身のウェブサイトで連載していましたが反響が大きく書籍化されました。

そこに20世紀FOXが映画化権を獲得し映像化した訳です。

ここから、ネタバレ無しであらすじを説明しますね!

目次

「オデッセイ」あらすじと感想

たった1人火星に取り残されたワトニー

70億人がワトニーの生還を待ち望んでいる

端的に言うなれば火星への有人探査計画に参加していた一人の宇宙飛行士マーク・ワトニー(マット・デイモン)が、事故で火星にたった一人残されてしまう話です。

仲間のクルーも地球のNASAもワトニーが死んだと思われており、さらに悪い事に事故で腹部に怪我を負ってしまいます。

絶望的な状況の中ワトニーは、火星に設置していた居住区コロニーに戻ります。

不安や怒りの感情を吐き捨てた後ワトニーはすぐにある行動にかかります。

どうやって生き延びるか?

ワトニーの全てがそこに注がれる訳なのですが、そこはワトニー自身の記録(ログ)として残されます。

これは原作の小説でも描かれているのですがワトニーの強い精神力が時にはユーモアを交えて描かれており非常に力づけられます。

リドリー・スコット監督の映像はもはやアートの世界

基本火星でのワトニーを映して行く訳ですが、そこはさすが監督リドリー・スコット、美しい映像と調和のとれた音楽で視聴者を惹きつけてくれます。

この火星の風景が非常に綺麗でリアルなんですよ(火星に行ったことありませんけどww)。

リドリー・スコットは「ブレードランナー」や「エイリアン」で有名ですけど、映像に関しては映画というよりもはやアートに昇華してると言っても過言ではないでしょう。

果たして生き残る手段はあるのか?

話がそれましてワトニーに戻りますけど、彼は時間を無駄にすることなく生き残る手段を計算していきます。

残された食料や物資には限りがあります。
またNASAが次に行うミッションである有人探査機が来るのは4年後です。

このままいけば彼は間違いなく餓死するでしょう。
生活する上でのエネルギーも必衰です。

また通信機器を修理して地球のNASAに自分が生存している事実を伝えなければいけません。

今回の有人探査計画であるアレス3に参加した宇宙飛行士にはそれぞれ専門分野がありました。

ワトニーのスペシャリティーはと言うとBOTANIST=植物学者です。

ジャガイモを一部コロニー内で栽培するワトニー

彼は今残ってる食料のジャガイモを一部コロニー内で栽培して増やせないか検討します。

必要なのは土壌と肥料と水、成功すれば少なからず次のミッションまで生き延びれるかも知れません。

孤独を乗り越え、戦い続ける

さっそくこんな感じの映像を音声ログとして残しながら彼は前進していきます。

このログで語るという行為は、もちろんいつかNASAと通信できる日のために残している訳なんですけど、1番励まされいたのは他でもないワトニーだったのではないかなと思います。

社会から切り離されても人として生きていくために、これを何日も一人で孤独を戦いながら続けていく訳です。

ものすごい精神エネルギーです。

もちろん課題は他にも山積みで、ジャガイモ栽培だけに時間をさばけません。

普通の人なら発狂しそうになりますが、そこは選りすぐりの先鋭宇宙飛行士、持前の知識をアイデアに変えて前に進んでいきます。

この話文章にすると重くて暗い印象受けると思いますけど、映画ではテンポよく軽快に描かれているのでぜひ観賞してください。

80年代のミュージックのミュージックが◎

また映画に良いスパイスを与えているのが要所要所に流れる80年代のミュージック。

古くもどこか希望に溢れていてワトニーの心情を後押ししてくれます。

ワトニーは挫折と失敗を繰り返しながらも一歩ずつ課題をこなして前進して行く訳ですが、彼が最後どうなるのかはぜひご自身の目で確かめてくださいね。

わたしはこの映画が好き過ぎて映画館に4回行ったあげくブルーレイも購入しました。

リドリー・スコットの繰り出す映像美にマット・デイモンの繊細ながらもタフでユーモア溢れる演技、何度見ても勇気と希望で胸がいっぱいになります。

そう、この映画は絶望的な状況をポップで明るく描いているんですよね。

それが映画を単調にさせず前向きにさせてるんですけど、あれは主人公であるワトニーの気持ち一つで成ってると思うんですよ。

状況は同じでも人によってとらえ方はそれぞれで、そのとらえ方で行き着く可能性も変わる訳なんですよ。

ここが映画の全体で強調しているメッセージなのではないかと思います。

エマ
映画の後半でデヴィッド・ボウイの「スターマン」が流れるんですけど、わたしはここで毎回泣いてしまいます。

胸が熱くなると言うか一つ一つこなしてきたタスクが一つの大きな流れを生んだような感動を覚えました。

宇宙の過酷さもきちんと描かれている

あとこの手のSF映画で描かれている、宇宙は過酷な点も抜かりなく描かれているのも、個人的には評価が高い点です。

宇宙では人類はひたすら非力なのです。
だからこそ流れに抵抗せずに適応しなくてはいけない。

ワトニーが失敗してもすぐ視点を切り替えて行動に移るのは、宇宙を正しくとらえているからなのです。

もちろん人間なんてちっぽけな存在ですけど、でもだからと言って無力と言う訳ではないのです。

マット・デイモンはワトニーをユーモア溢れる忍耐強い宇宙飛行士として素晴らしい演技をしていました。

彼自身はインタビューで自分がもしワトニーだったらなにもできないって語っていましたけど(笑)。

まとめ

最後になりましたが、私自身はこの映画は人を励ます素晴らしい作品だと思っております。

何かを続けているけど結果が見えない、頑張ることがつらい、そんな経験は誰でもありますよね。

「オデッセイ」はそんな時に見ていただきたい映画なんです。

ワトニーのように自分を俯瞰で見れて冷静に対処できる人なんて、普通いませんけど、それでも見た後に前進したくなります。

エマ
あなたにとって、立ち止まった後に再び前を歩きたくなるような映画でありますように。
長文お付き合いいただきありがとうございました。
オデッセイ

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