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「きみに読む物語」あらすじと感想

きみに読む物語

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涙なしで見ることが出来ない最高級の名作「きみに読む物語」。

永遠の愛をテーマにしていますが、ここまで大きく心が揺さぶられる映画は一生のうちに何度出逢えないでしょう。

この名作の素晴らしさは何度見ても色あせることはありません。

目次

あらすじと感想

本の読み聞かせ

高齢となり施設で生活する老人デューク。

彼は毎日のようにその女性に一冊の本を読み聞かせてあげているという、そのシーンを見ただけですでに目頭が熱くなっていくのです。

デュークが読んでいる物語の舞台は1940年代のアメリカ。
当時激しい恋をしていた男女2人について描かれています。

対照的なアリーとノアの環境

17歳の少女アリーは両親に連れられて別荘に訪れました。
一人っ子の箱入り娘の彼女は、両親の愛情をたっぷりと注がれています。

対照的に町の材木店で叩いている青年ノア。
貧困で学歴なんてなく、地元であくせく働くほかなかったのです。

ノアの一目惚れ

いわゆる身分の違う2人ではあったものの、互いに惹かれあっていく姿は青春そのもの。

箱入り娘で勝気なタイプのアリーに、ノアが一目惚れをします。

これまで大切に育てられてきたアリーにとってこれまで自分が関わってきたタイプにはいないようなノアに強く魅かれていくというのは正に運命的ですね。

打算は一切なく「好きだから一緒にいたい」という気持ちがビシビシ画面を通しても感じられます。

運命の恋であることは明らか。

アリーの両親は2人の恋に反対

けれども、大切に育ててきた一人娘を学歴がなく生活にゆとりもないようなノアに渡せないという親の気持ちもよく分かるので、とても複雑な気持ちになりました。

1940年代というのは親の力というのも大きいでしょうし、身分の違いというのは2人のとっては関係がなくても周りにいる大人や家族にとっては大問題なのです。

一見好意的に見えるアリーの父親。

ですが、自宅で開かれるパーティーにノアを招待した意図を理解したときは、愕然とさせられました。

言葉でその違いについて教えるのではなく、身をもってアリーとの違いについて知ってもらうというやり方がよく言えば利口であり、悪く言えば卑怯でノアに対しての同情心がふつふつと沸き起こってきました。

それでも2人は強くひきつけられていき、両親が反対すればその反動のようにアリーはノアを諦めきれなくなる。

引き裂かれる2人

エマ
自身のふがいなさをノアは感じ取り、ノアのことを諦めないと激しく抵抗するアリーに対して、ノアが別れを告げるシーンではもう既に涙が止まりませんでした。

互いが反発心で凝り固まっているのではなく、一方が落ち着いて判断できるなんて、まさに理想的なカップル。

こんなにも愛し合っている2人が別れる必要がないのに・・・。

その物語を聞いていた老女が、ノアの気持ちをくみ取りながら「彼女の両親に悪態つくべきだった」と言い放ったシーンはくすっとしてしまいます。

誰が見てもノアが悲痛な思いで諦めたことは明白。

身分の違いによって愛する人と引き離されなくはならない無常さを感じさせられ切なさでいっぱいになりました。

「ノアとこれ以上一緒に過ごさせたくない」と、アリーの両親は予定よりも早く別荘をあとにすることに。

2人に永遠の別れが近づく

結局最後まで会えずに別荘を去るアリー。

彼女を忘れられないノアは、1年もの間毎日欠かさず手紙を送り続けていたことがとても切ない。

こんなに愛されることなんて、なかなかないですよね。
思わず感極まってしまいました。

労働者でやさぐれているノアがこんなにも純粋にアリーのことを愛していること、けれどその思いはアリーに届くことはなく、1年間出し続けた手紙に返事は来ませんでした。

ノアは戦争に招集。2人の関係は終わりを告げた?

一方アリーはすでに違う男と恋に落ちていました。

その青年は資産家の子孫であったことから両親は結婚に賛成します。

エマ
ノアがこんなにも純粋に思い続けていたのに、とアリーに対して少し怒りのようなものを感じてしまいました。

しかも、その婚約者と一緒にいるところを戦争から帰還したノアが目撃してしまう残酷な展開。

ノアの気持ちを考えると、見るのがだんだんと辛くなっていきました。

アリーを待ち続ける、不憫なノア。

ノアは戻ってきた町で、以前アリーとこっそり入り込んで関係を持った廃墟のあった土地を購入しました。

アリーと約束したとおりに家を建てることを決意。

「今は他の男と一緒にいても、アリーはきっと自分のところに戻ってきてくれる」といった安心感がとても切なくて、家を完成させても戻ってくるはずのない彼女を待っているノア。

そのかわいそうなことと言ったら・・・。

家を手放す決意をしたものの・・・

「アリーのいない家なんて意味がない」と売りに出す決意をします。
ですが買い手候補が出てきたものの、なかなか手放すことができません。

ノアはまだアリーのことを吹っ切れることができていないのでした。

未亡人と関係をもって半ば自暴自棄になっているようなノアに対して、アリーに早くノアの元へ行ってあげてというような気分になっていきました。

老婆は家族のことが分からない

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この物語を読んでいる老人が、物語を読み聞かせていた老婆に会いにきた人たちを紹介します。

ですが老婆は家族であることを思い出せず他人行儀の挨拶をします。

本を読んでいた老人に会いに来た家族が「パパだけでも帰ってきてほしい」と伝えているのを見て2人の関係性に気がついて、更に涙が止まらなくなりました。

認知症で家族のことも分からなくなった老婆に、ある物語を読み続ける男性。

その物語がたどり着く先にはやはり感動しかない

認知症を深く理解して描かれているので、その展開はリアル。

永遠に続いていくだろう真実の愛の物語に、画面が見えなくなるほど泣いてしまいました。

この映画の素晴らしいところは演出ではなく、ある2人の真実の物語を見ているような気分になれるところです。

愛を信じられなくなったときに見るべき映画です。

きみに読む物語

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