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「旅するジーンズと16歳の夏」あらすじと感想

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旅するジーンズと16歳の夏

「女性の友情」がテーマの作品というのはあまりありませんよね。

そんな中、2005年に公開の「旅するジーンズと16歳の夏」はタイトル通りに16歳の少女たちの青春ストーリーを楽しめます。

恋愛、友情、16歳ならではのさまざまな葛藤もあったりと大変上質な作品です。

4人のメインキャラクター紹介

「旅するジーンズと16歳の夏」4人の登場人物

  • 主人公のカルメン・・・ちょっとふくよかで、ユーモアに溢れる4人グループの盛り上げのような存在。小さいことは気にしないというような精神の持ち主。
  • レーナ・・・そのカルメンと対照的に自分に自信がなくて真面目で清楚系引っ込み思案。
  • ティビー・・・見た目も性格もファンキーでちょっと世間とすれている変わった性格ながらも個性を大切にしていて自分というものをしっかりと持っている
  • ブリジット・・・見た目も性格もいけていていわゆるカーストの上位にいるようなタイプに見えるものの実はスポーツ大好きで活発

以上、全く異なる性格と見た目を持っている4人の友情を描いています。

目次

「旅するジーンズと16歳の夏」あらすじ

生まれる前からずっと一緒の4人

彼女たちは母親が仲良しで4人は産まれる前からおなかの中でずっと一緒。

いわゆる腐れ縁のような存在で、長い付き合いであるからこそお互いのことをよく理解していますし、それぞれが自分の個性を大切にして生きていいます。

といっても、話が合わないことはありません。
4人いつも一緒にいる関係は、うらやましく感じますね。

ある一本のジーンズ

物語のきっかけになるのはあるショップで出会ったジーンズです。

ほっそりとしたモデル体型のブリジットはすんなりとそのジーンズを履きこなします。

そして体型の違うリーナやティビーにもなぜかぴったりで、もしかしてと思って試してみた太目のカルメンもなぜか履けてしまうという正に不思議なジーンズ。

このジーンズを通じてそれぞれの物語が展開

[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]夏休みにバラバラに過ごす4人が、[move]離れていても他の人のことを忘れないように順番にそのジーンズを履いてひと夏の思い出を刻んでいこうという発想[/move]が青春そのもので、グッとくるものがありますよね。[/moveline]

ジーンズを着るときのルール

  1. 一人が着用する期間は1週間
  2. 次の人に送るときにはそのジーンズの思い出を書いた手紙を同封
  3. 本人以外は着てはいけないし、洗ってもいけない
  4. ジーンズを履いているときは、体型を気にしない

このようにルールを決めるだけでもなぜかワクワクしてしまうんだよなとほっこりとしてしまいます。

1番目|リーナ

リーナが夏休みに過ごすのはギリシャなので、ストーリーもさることながらギリシャの美しい風景を見ることができるのも大きな魅力の一つです。

内気なリーナは、ギリシャで恋に落ちてロマンティックな時間を過ごしたり、葛藤に苦しんだりとアメリカにいたころの彼女からは想像できないほど積極的になっていく成長していく姿にほっこりとさせられました。

2番目|ティビー

個人的にはティビーのエピソードが1番好きです。

ティビーはこの夏ドキュメンタリー映画を作ろうします。

そんな最中スーパーマーケットでけだるそうに働いているとき、倒れている女の子のベイリーに出会うのです。

ベイリーは13歳ながらも白血病によって死を身近に感じており、その環境にいるせいかとても大人びています。

ちょっと生意気な感じながらもティビーに懐いていき、人生に対して悲観的で諦めの気持ちも強かったティビーが生意気でかわいい白血病の少女によって少しだけ変わっていく姿は涙なしではみることができません。

この2人の関係性や、子供だろうと気を使わない我が道を進むタイプのティビーがとても魅力的で、この映画を観てティビー役のアンバー・タンブリンの作品を探して見たほどです。

3番目|カルメン

カルメンはこの夏、離れて住んでいる父親と久しぶりに再会します。

ですがしばらく会わないうちに父の生活が全く変わってい他のです。

知らない女性と住み、知らない子供たちと過ごしていました。

嫌いだったことを、まるでこれまでもしていたかのように行なう父親、信仰なんてなかったのに突然食事の前でお祈りを始めたり・・・。

自分の知らない父の姿に怒りを感じるのは無理もないのです。

一緒に過ごせると楽しみにしていたのに、父は再婚して新しい人生を歩もうとしていた。
娘にとっては辛いことですよね。

その気持ちをティビーに打ち明けて慰めてもらおうとしているのに、再婚なんて大きな問題ではないといってしまったことから仲たがいをしてしまうまさかの事態にハラハラもさせられました。

4番目|ブリジット

ブリジットはサッカーが得意で、この夏はサッカーの合宿に参加をするためにメキシコに訪れていました。

きれい系なブリジットがサッカーをしている姿はかっこよくて素敵。

そこで彼女は大学生に恋をして猛アタック。

ギリシャで大恋愛をしていたリーナと異なり、ブリジットのほうはちょっと大人な雰囲気がするのも、同じ16歳の恋愛でもそれぞれに異なるのだなと痛感しました。

まとめ

それぞれの夏をジーンズと共にすごした4人。

ジーンズの魔法なのか、それとも各々が経験を積んで大人になったからなのか、さまざまな経験や失敗をして、友情を深めていくのは正に青春そのもので見ていてなんともいえない爽快感があります。

この映画は、爽やかな青春を擬似体験させてくれます。

ひと夏の濃い思い出とジーンズ、自分もそんな仲間がいたらなと思わずにはいられませんでした。

旅するジーンズと16歳の夏

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