2001年公開、出演:ジャニファー・ロペス、マシュー・マコノヒー。
胸がキュンキュンときめくイチオシのラブストーリーです(^_^)
「ウェディングプランナー」あらすじ
主人公メアリー(ジェニファー・ロペス)は売れっ子のウェディングプランナーだけれど自分の恋人は出来ずにフリー。
仕事に邁進する日々の中、マシュー・マコノヒー演じるスティーブと運命的な出会いをします。
好意を寄せ始めるメアリーですが、皮肉にも自分のお客様にスティーブと婚約者が現れるのです。
ウェディングプランナーとしてメアリーは自身の気持ちを隠しながらスティーブの結婚式をプロデュースしていきます。
そんな切ない立場のメアリーに今度は結婚を心配する父親からお見合いを勧められます。
自分の幸せのためにスティーブを諦めてお見合い相手と結婚するのか…!
そんなラブストーリーです。
女子が好きな要素満載の映画
一見どこにもあるラブストーリーなのですが、所々に女子が好きそうな要素が散りばめられているのです。
一つはウェディングプランナーというお洒落な仕事をバリバリこなすメアリー。
結婚式の場面もよく出るので「こんな素敵な教会結婚式憧れる~、こんなガーデンウェディングがしたい!」というような女子の妄想を刺激してくれます。
また事務所の社長に「この会社の売り上げの半分は私、共同経営者にして!」と強気アピール。
これも「上司に強気に自己アピールなんてすごい…」と憧れる姿でもあります。
エンディングでは、共同経営者になって社長と握手を交わす場面もまたかっこいいのです!
メアリーの丁寧で余裕溢れる一人暮らしの様子に憧れる
二つ目にメアリーの気ままな一人暮らしの様子。
メアリーが仕事が終わって自宅に帰ってからの様子を描くシーンがあります。
帰り途中で買ってきたテイクアウトのサラダとシャンパンをトレーに乗せて、ゆったりしたソファに腰掛けながらテレビを見つつディナーをするメアリー。
そのあとは掃除機で軽く部屋を掃除して、洗濯物を畳んで、一人では大きすぎるダブル?ベッドで就寝…。
なんてことない日常を描いているのですが、それぞれの動作に「丁寧に生活を楽しもう」という感じが伝わってくるんです。
トレーに乗せた食事の位置が乱れているのを誰が見るわけでもないのにまっすぐに戻したり、洗濯物も型を使ってシャツを皺一つないように畳んだり、キャリアウーマンでありながら生活をおろそかにしない余裕を感じる部分に、私に限らず憧れる女性は多いと思います。
最近のYou tubeでも、モーニングルーティンやなんてことない日常を取った動画が女性から人気ですよね?
同じ感覚で楽しめるのがこの映画のこのシーンなんです。
私も見た当初は実家暮らしだったけれど、「いつかメアリーのように綺麗に部屋を整えてゆったり暮らしたい…」なんて憧れを強く持ちました。
このシーンが私は一番好きで、これを見たくて「あ、ウェディングプランナー見返そう」と思う位です!
メアリーとスティーブとの切なくも温かい大人な恋愛描写
冒頭に「運命的な出会いをした…」と書きましたが、メアリーが仕事で移動中にマンホールにヒールが引っかかって動けなくなるのです。
そこにタイミングよく坂の上からごみ収集の大きな箱が迫ってくる!
激突寸前でスティーブが現れメアリーを抱き止めて助ける、というなんとも王道のシチュエーションで二人は出会うのです。
これも時代を感じるラブストーリー要素だと思うと微笑ましく思えて楽しめます。
時代関係なく「ここまではいかなくても、運命的にスティーブみたいな優しい男性に出会いたいな~」とは女性なら誰しも思いますよね。
二人で野外の映画上映会へ
メアリーとスティーブがまだお互いプランナーとお客の立場だと知らない時、二人で野外の映画上映会に行きます。
低いソファのようなちょうどいい木があったのでそこに二人で腰掛けてラブストーリーの映画を見る二人。
お互いの昔話をしながら会話を楽しんで、映画でダンスシーンが始まると観客皆でダンス、メアリー達も照れながらダンスをするシーンがあります。
その光景が何ともお洒落で素敵なのです。お互い出会ったばかりだけど好意はありつつ手を取ってダンス、誰しもデートしたてでお互い好意があるのか探り探りの段階でこんな風に手を繋いだら、ワクワクが止まりませんよね?!
スティーブのカップルに付き添ってメアリーも毎週末式場の下見に
そしてプランナーのメアリーとスティーブのカップルは式の計画を練る為に、毎週末会場の下見に行って準備を進めます。
片思いのメアリーの前で婚約者とイチャついてしまうスティーブだけれど、スティーブも実はメアリーの事が気になっているのです。
ある時、スティーブの婚約者が仕事で会場の下見に来られずメアリーとスティーブの二人に任せる事がありました。
ひょんな事に二人でデートするような形で会場を下見するメアリー達。
スティーブも式の準備で疲れた様子なので、メアリーとの静かで穏やかな会話のやりとりに癒されているのが伝わってくるのです。
この二人の心を静かに通わせる日常会話が、また温かく感じていいのです。そんな二人の前にメアリーの昔破談になった婚約者が現れます。
昔のつらい思い出が蘇って悲しくなるメアリーを優しく自宅まで送っていくスティーブ、「落ち着いたから大丈夫だね」と一旦スティーブは帰るのですがすぐにメアリーの家に戻ってきます。
メアリーがドアを開けるとスティーブが「僕が知っている君の素敵なところは…」と話し出すのです。
一生懸命メアリーの素敵なところを伝えるスティーブを切なくも嬉しいような表情でじっと見つめるメアリー。
このシーンも、穏やかで優しいやり取りにキュンとするのです。
メアリーの立場だったら、悲しい時に好きな人からそんな優しく「君は素敵だよ」と一生懸命慰めてもらえたらたまらないですね…!
最後は、ハッピーエンド
最後はお互いの気持ちに正直になって、互いの婚約者もラッキーな事に「この結婚は無しにしよう」と言い出すので、メアリーとスティーブは思い出の野外映画を見た場所で再会し両思いになってハッピーエンドで終わります。
とにかく二人の人柄がいい…!
それが随所に伝わってくるのもこの映画の良さかなと感じます。
優しいが故に、自分の気持ちが他の人に行きつつも婚約者を裏切れない、そんな切ない思いを同時に二人が感じている…。
「大人な恋愛ってこんな風に自分の気持ちとは裏腹に、大事にするべき別のものがあるのか…」なんて、まだ彼氏もいない当時学生のわたしは妄想してキュンキュンしたものでした。
これから秋になって肌寒くなり、理由はないけど何だか切なくなる季節ですよね?
そんな時にぴったりな心温まる映画だと思います。
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