このアニメは山梨在住の女子高生がゆるいキャンプをする内容。
ほのぼの系とも言えるアニメですが、実に心が温まる作品です。
まず、アニメを見始めて感じるのは山梨の自然の豊かさ。
富士五湖から温泉、身延、という様々な自然を感じられます。
東京の隣の県なのに自然豊かな事に驚く人も多いでしょう。
そんな中で主人公「志摩リン」を中心に物語は進みます。
キャンプというと男性中心で色々な道具を揃え、それなりの知識が必要というイメージが強いと思いますが、主人公が女の子という事もありそこはゆるく最低限の道具でキャンプをします。
そして、同じ高校に通う「なでしこ」をはじめとする個性豊かな同級生が加わり時に賑やかなキャンプが繰り広げられます。
主人公たちは高校生という事もあり、アルバイトをしながら親の助けを借りるなど、家族との触れ合いも見どころの一つです(周りのキャラクターも個性豊かです)。
今はキャンプブームという事もあり、所々で便利グッズなどの紹介もあります。
ロケーションも何もない山奥とかではなく設備のあるキャンプ場など。
キャンプのコツなんかも紹介されてますので、キャンプ未経験でも十分楽しめる内容です( *´艸`)
そして、実際にこのアニメのファンの中には現地に行かれた方も多いようです(わたしもその一人です)。
現地ではグッズも販売しており、主人公たちが立ち寄ったお店にフラッと行くのも楽しいです。
主人公の「志摩リン」は言葉数が少なく、ボソボソと喋り心の中の声の表現が多いです。
最初は同級生を一緒にはしゃぐというよりは一人でキャンプをするのが好きという雰囲気なのですが、仲間と一度キャンプをしてから皆とのキャンプの良さに目覚めていきます。
現代っ子なので、キャンプ中もLINEを使いながら連絡を取り合い風景の画像を送るといった、普通の女子高生の一面も見られます。
キャンプのシーンでは必ずと言っても良いほど「料理」が出てきます。
キャンプ飯です。
これが特別凝った物ではなく、インスタントラーメンやコンビニの肉まんを利用したり、少し手を加える事でとても(゚д゚)ウマーなキャンプ飯に変わります。
誰でも作れそうなメニューばかりで、見ていて食べたくなるものばかり♪
クリスマスには先生を加えクリスマスキャンプを行うのですが、ここではとある高原の景色が描かれていますが、本当に綺麗です。
実際にある高原なのですが星が綺麗で一度は行ってみたくなります。
主人公の「志摩リン」はキャンプはかなり慣れており、周りの同級生はまだ初心者という感じの設定で始まります。
それでも、色々な知識を覚え段々とキャンプ慣れします。
男臭いキャンプではなく女子高生ならではのオシャレな部分もあります。
あるシーンでは、たき火は肌が乾くからと化粧水を渡す場面は女性ウケする理由でしょう。
男性は好めない内容なのか、と言えばそうではありません。
男性でも十分楽しめる内容でもありますし、大人であればもう少し余裕のある道具も充実したキャンプができるだろうと想像がしやすいです。
なんせ主人公達は高校生なのでお金がありません。そのやり繰りも楽しいです。
ずっとキャンプの内容ではなく、時には高校生らしい一面も描かれます。
アルバイト探しをしているシーンは高校生の楽しそうな生活を見て取れます。
ファーストシーズンの後半では「身延」という地域が取り上げられます。
実際に身延に行ってみたのですが、アニメにも出てくるお饅頭屋さんにファンが沢山いました。
またお店の方も優しく、ファンという事を認識したうえで接してくれます(近くの自動販売機もゆるキャン仕様になっています)。
それだけ地元の人に愛されるアニメだという事が分かります。
派手さは無いアニメなのですが、のんびり観たくなる、心が元気がない時に元気が出るアニメです。
押し付けがましい部分もなく、大人が見ても学生の頃の友達との楽しい時間が思い出される内容です。
基本的には登場人物が女の子ばかりなので男性向けアニメかと思われるかも知れませんが、むしろ女性が見やすい内容。
もしアニメに抵抗があれば現在実写も放送されているので、そちらから入っても◎
なんとなく見ているうちにまた次の回が見たくなるアニメです。
戦いや謎解き、複雑な人間関係がある訳ではないのにこれだけ気持ちが満たされるアニメはここ最近では珍しいと思います。
一度見てもまた見たくなるアニメでもあります。
山梨という土地は意外と知られていない場所が多く、富士山意外にも見どころが沢山あるという事が分かると思います。
そしてそんな自然で成長していく女子高生達のゆるい生活をまるで自分が学生時代の時のように見る事ができます。
また、キャンプをこれから始めてみようかと思っている人にも向いています。
「これなら自分でもできる!」といった内容なので、これを機にキャンプに目覚めてみるのも良いかもしれません。
私が最近ハマっているアニメが『ゆるキャン』です。
同じ女性として断言出来ますが、これは女性が見ても楽しめるほのぼのアニメです!
メインキャラは女の子のみ、絵柄は萌えよりでそれだけでもちょっと…と遠慮してしまう方もいるかと思います。
女の子同士が物凄くイチャイチャしたり、なんだかちょっと揉め事を起こしたり…w
そういったアニメもつまらない訳ではないのですが、ゆるキャンはその名の通り登場人物がゆるゆると、時に本格的にキャンプをするだけのアニメです。
お色気描写も添える程度で、基本的には冬キャンプのお話が多くおしゃれで可愛いモコモコのキャラ達に癒やされるんです…。
「孤独のグルメ」にも通じる面白さ
あの大人気ドラマ「孤独のグルメ」を知っている方も多いんじゃないでしょうか。
ゆるキャンはまさにそんなアニメだと思ってます。
「おじさんがご飯を食べるだけなのに、どうしてこんなに面白いと感じるんだろう…?」
これはスタッフさんの食べ物や世界観作りへのこだわりが現れた物だと思っていて、とにかく余計な描写を一切しないんですね。
活躍するのは可愛い女の子たちだけど、ゆるキャンもその通り。
寒い冬キャンプ中に食べるあったかーいお鍋やカップラーメン、湯気やキャラクターの吐く白い息がふわっと舞う描写にスタッフのこだわりを感じます。
そんな美味しそうに描写された食べ物をもくもく、じんわりと味わうキャラ達が可愛くて可愛くて……。
これは監督さんのインタビューで知った事なんですが、ゆるキャンはキャラクター同士の距離感をとても大事に研究しているそうです。
キャラクター同士で「可愛い」の褒め合いをしないとか、無闇やたらに抱きついたりしないだとか……。
だからこそ、ゆるキャンのキャラクターたちは、まったりと自由気ままに付き合えているように見えるんだと思います。
本当に皆仲良しなんですが、絶対にどこでもいつでも引っ付いていくわけではない…そんな距離感でキャンプを楽しむ皆が、わたしは大好きです。
『ゆるキャン』の影響でキャンプをするヒト、増加中!
この投稿をInstagramで見る
ゆるキャンが放送されてから、キャンプに繰り出す人が物凄く増えたみたいですね。
わたしも、1話見る度に「良いなあ、楽しそうだなあ」という気持ちで旅行前の気分に勝手になったりしますw
どこか遠くへ遊びに出かける日、薄暗い早朝の中を出発する楽しさ…。
皆さんにもきっとそんな思い出があると思います。
『ゆるキャン』のキャラを紹介するよ♪
ゆるキャンの主人公の1人である志摩リン(通称しまりん)ちゃん。
ふかふかのお団子頭が可愛くて大好きです。
こういった萌え系アニメで、お団子ヘアな女の子が出てくるのは結構珍しいですね〜。
わたしとしてはとっても可愛いと思うのでもっと増えてほしい所です。
しまりんがいっぱいの荷物を原付きに載せて、早朝の薄暗い町中を静かに出発する…。
たまに道も間違えて行き止まりの所に入っちゃったり、暗い林を怖がりながら抜けてみたり…。
楽しいキャンプへの道のりを、これでもか!というぐらい丁寧に描写してくれます。
だからこそ、行き先で入ったカフェのあつあつのビーフシチューや、火を起こしてようやく淹れたコーヒーなんかが、とんでもないご馳走に見えて仕方がない!(ビーフシチューは、実際にしまりんがバイトを頑張ったご褒美でしたがw)
それで、キャンプで食べている物も、基本的に一般家庭で食べられているような物ばかりなんですね。
だからこそ憧れるし、ファンの皆が真似しやすいんだと思います。
後は、しまりんがのんびり落ち着いた子なので、食べ物を無言で幸せそうに頬張っている姿が、本当にゴローちゃんと被りますw
そんなしまりんのキャンプ姿に憧れて、どんどんキャンプの楽しさにハマるもう1人の主人公なでしこちゃん。
なでしこちゃんはとっても明るくて優しい、元気な女の子
わたしがなでしこちゃんに「おぉ!」と思ったのは、「しまりんがいるからキャンプが楽しい」だけではない所ですね。
しまりんと一緒にキャンプを楽しむなでしこちゃんは、本当に楽しそうで幸せそうです。
でも、なでしこちゃんがそんなキャンプを楽しみながら目標としていた事は「しまりんみたいに1人でソロキャンプを楽しみたい」という事でした。
一緒だととっても楽しいけれど、遠い場所でもお互いにキャンプをしながら同じ空を眺めている…この距離感が、すっごくエモだと思います。
ゆるキャンは突然高級食材が舞い降りてきたり、便利な道具が一気に揃ったり…といったご都合展開は滅多にありません。
楽しいキャンプのために皆それぞれがバイトを頑張って欲しい道具を揃えたり、他のキャンパーの人からおすそ分けを貰ったり。
そういったちょっとずつの進み方が、視聴者の思い描くキャンプ姿と近いんじゃないかなと。
だからこそゆるキャンの皆みたいなキャンプをしてみたいんじゃないかと、わたしは勝手にそう思っています。
ただ、1点だけ気になる描写が……気になる描写がありまして……
おでこが眩しい、ツインテールと眼鏡が特徴的なゆるキャンメンバー千秋ちゃん。
アニメ1期の千明ちゃんが、原作の5割増でおでこが広がっている……!!!w
わたし自身、原作の千明ちゃんを「めちゃくちゃ可愛い〜!」と思っていたので、アニメはなんだか、なんだか前髪無さすぎない?wと複雑でしたww
ただ、嬉しいことにアニメ2期では前髪がグッと伸びて、原作通りの可愛い千明ちゃんに!
これはとても個人的な好みなんですがwほんとの本当に、伸びてくれて嬉しかったですw
まとめ
絵柄の可愛さ、大きな出来事は起こらないのに退屈させないテンポや間の良さ。
キャラクターの生き生きとした姿を見せてくれるゆるキャンが大好きです。
comment