『となりのトトロ』に出てくる愛らしいトトロ。
実は死神だという都市伝説があるんです(><)
実際のところはどうなのか、考えてみました。
トトロと会った人は死に近づいている!?
「死」がキーワード。
死を目前にしていたり、もう死んでる人だけがトトロと遭遇するという都市伝説は有名ですね。
- トトロが現れたところのモデルの場所が“心霊スポット”であること
- 過去に少女が誘拐されて死亡する事件があった
上の2つのことが「トトロ死神説」の信ぴょう性を高めているよう。
舞台は埼玉県の所沢市
ストーリー中、塚森という場所が。
メイが初めてトトロと会った後のことです。
サツキやお父さんが眠っているメイを起こし、「まだ挨拶に行ってなかったね。塚森へ出っぱーつ」と言って、大きなクスの木がある場所へ目指してるこの場所です。
また、話の後半でメイが行方不明になりますよね。
サツキが猫バスへ乗る前、行先表示が「塚森→長沢→三ッ塚→墓道→大社→牛沼→めい」となっています。
この塚森(大きいクス木)があの家に住む決めてだと言っています。
そんなキーとなる場所ですが、確かにこのモデルとなった場所は有名な心霊スポットになっています。
「塚森」という地名は所沢市内に実在しないけれど…
大きいクス木が立っている塚森のモデルの「白旗塚」
ストーリー中、塚森へ続く階段や石碑は実際「白旗塚」にもあり、とても似ています。
白旗塚には「塚を壊した者は霊魔を受けて死に絶える」といった内容の文字が刻まれています。
これが原因で心霊マニアに人気となり有名な心霊スポットになりました。
この塚は古武将を祭ったもので、実際には心霊現象が起こったなどというわけではありません。
1963年の事件と関係がある!?
1963年5月1日に埼玉県狭山市で発生した、高校1年生の少女が誘拐殺人された狭山事件。
高校1年生の少女が誘拐
身代金20万円を用意するようにとの脅迫状が家の戸に挟んであったので、姉が身代金の入ったカバンを持って犯人と接触。
さらに張り込みの警察官が40人もいたにもかかわらず、犯人は逃走。
誘拐から4日後、少女の亡骸が見つかります。
事件発生の1963〜1977年にかけて姉や兄、少女の家の元使用人など合わせて6人が自殺などで変死しています。
この狭山事件をとなりのトトロの作者である宮崎駿監督が独自の視点から事件内容を解釈して、織り込んだとの噂が。
トトロと狭山事件の似てるところ、違うところ
狭山事件では、姉が妹を精一杯探し回ったとされます。
これが劇中のシーンを思い起こさせます。
さらに周りの人が不審死した事件は、妖怪の世界で描かれるに適した内容ですね。
でもサツキは12歳でメイは4歳に対して、狭山事件の被害者である少女は16歳で姉は23歳なので年齢が違ういます。
そもそも『となりのトトロ』は初期構想ではメイ1人だけ。
サツキはいなかったのです。
『となりのトトロ』には少し不気味とも思えるような都市伝説がいくつかあります。
でも、掘り下げていくと矛盾した内容だったり、どこからか湧き出たデマ情報だったりすることが分かります。
都市伝説がたくさんのあるのは、ワケがある
モデルとなったところは、埼玉県と東京都の都県境に広がる狭山丘陵。
一見すると美しいです。
…が、狭山丘陵のような深い森は昼間でも薄暗い場所があり、夜はもののけが出てきそうな雰囲気もあるので、人によっては不気味さを感じ取ってしまうのかもしれません。
トトロファンは子ども〜大人まで
中には、週に1度は見るという凄いリピート率で飽きずに見続けている人もいます。
そして、モデルとなった舞台を訪れたり、気になる事をいろいろ調べてみたくなったりするものです。
そして、心霊スポットだったり、過去に恐ろしい事件が起きた近辺だといろんなデータと結びついて、その人の頭に中では様々な発想が生まれるのでしょう。
となりのトトロは「自然の怖さ」を描いている
そんな裏設定があり、
宮崎駿監督も「”こわい”という気持ちが、日本人にとってはある種の尊敬の念で、要するに原始宗教、アニミズムなんですね」
と語っています。
深く調べていくうちにトトロの世界観が怖いとう印象を持つ人もいるしょう。
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