映画『白鳥』あらすじ

1910年の中部ヨーロッパでのお話。
大きなお屋敷に住むベアトリクス妃殿下のもとに電報が届けられた。
アルバート皇太子がお屋敷に4日間滞在する、という内容だった。
2年前に招待し、長年待っていたことだったのでベアトリクスは大喜びで皇太子を出迎える準備を始める。
ベアトリクスの願いは、娘のアレクサンドラを皇太子と結婚させて、いずれ王妃にさせること。
「王妃としての資質を4日間で示して。」
と娘にも言い聞かせるのでした。
ついに皇太子がやってきた。
しかしアレクサンドラと皇太子は、話が続かず気まずい雰囲気が漂う。
その後、皇太子はアレクサンドラをまるで透明かのように扱い、自由に振る舞うのだった。
いよいよ舞踏会。
ベアトリクスは、皇太子の当て馬としてアギ先生をと企む。
アレクサンドラをにアギを誘わせ、舞踏会に出席させたのだった。
アギは、胸に秘めていた恋心をアレクサンドラに伝え、アレクサンドラも同じ気持ちであることを知る。
早朝、アギは荷物をまとめ、屋敷を離れようとした。
アレクサンドラは、アギと一緒に行きたがったが、そうはさせなかった。
アギが乗る馬車を遠くから見送るアレクサンドラ。
その隣に
白鳥は湖に住むべきだと諭すのだった。
映画『白鳥』感想
セットが美しい。
調度品にも凝っていて、お姫様の暮らしを本当に覗いている気分になる。
グレース・ケリーの気品がすごい。
純白の衣装が多くて、どれも品が良く可愛らしい。
衣装は、わたしが好きなヘレン・ローズが手掛けている。
グレース・ケリーが好きだから、という理由でこの映画を見たの。
グレース・ケリーはもちろん気品があって、美しくて魅力的だった。
脇を固める役者陣のおかげで2時間面白く観れたと思う。
- ジェシー・ロイス・ランディス(『泥棒成金』でもグレースの母親役を演じた)
- ブライアン・エイハーン(世慣れたカール神父)
- エステル・ウィンウッド(かわいいシムホロサ叔母様)
お姫様は庶民に恋してそちらの世界に行こうとしたけれど、結局は自身の居場所を自覚する、そんなお話でした。
威厳が合って物静かな白鳥の如く。
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