なぜ、サツキやメイたち一家は、自然豊かな松郷に越してきたのでしょうか?
今回はそのワケを考えてみました。
ストーリーの年代は?
“となりのトトロ”の時代は、昭和30年(1955)前半のようですね。
戦後~落ち着いてきた年ごろからの物語が宮崎駿監督の作品に多く見られていますよね。
親しみ豊かな時代背景が懐かしく感じられます。
公開は昭和63年(1988)4月16日だったようです。
もふもふで可愛らしいトトロ、小学生にしてしっかりとしたサツキ、4歳で言葉を間違えてしまう元気いっぱいのメイたちは大人気。
現在もノーカットで放送されていますね。
人気は衰えることなく、トトログッズは現代でも多く販売されています。
主題歌となった【さんぽ】はいまだに音楽の教科書に載っているみたいですね!
サツキやメイたちが引っ越してきた理由は?
サツキとメイが松郷に引っ越してきたのは、2人のお母さんが関係しているのでしょう?
退院後は病気の妻が自然豊かで空気もよさそうな場所をとお父さんが選んだのかもしれませんね。
以前住んでいた地域には専門医がいなかった可能性も。
病院までは15kmくらい?
七国山病院はメイがいなくなって日に、カンタのおばあちゃんが「大人の足でも3時間もかかる」と話していますよね。
七国山から車で来たカップルは驚いてますが、徒歩で3時間距離にすると約15キロほどでしょうか?
確かに遠すぎますよね。
びっくりするのも無理ありませんね。
カンタが大人用の自転車で七国山に行くシーンを見ると、あの時間帯で交通機関を使用しないのは、本数が少ないからでしょうか?
引っ越し前はどこに住んでいた?
引っ越し前はどこに住んでいたかは語られていませんが、お父さんの勤務地が東京なので、東京ではないのでしょうか?
東京は人も多くにぎやかな街が多いため、入院中のおかあさんの療養になりません。
それと、病院も遠く緊急時すぐに駆け付けられないからかもしれませんね。
お母さんの性格と病状
サツキとメイのお母さんは、田植え休みの日、 “6月”(病室のカレンダー)に引っ越してきてから初めてのお見舞い行き、登場します。
メイがお母さんに「おとうさん、みちまちがえちゃったんだよ」と報告しているシーン、かわいいですよね( ´ ▽ ` )
お母さんとサツキはそっくり?
お母さんはお化け屋敷が好きで、子どもの頃はサツキと一緒で髪の毛が“くせっ毛”だようですね。
聞き分けのいいサツキと性格も似ているのではないでしょうか?
エンディングでサツキやメイが身に着けているズボンに、トトロのワッペンまたは刺繍がついているのを見ると裁縫も上手なのかもしれませんね。
具体的な入院期間は?
病院からの帰り道、お父さんが「お医者様ももう少しで退院できるっていっていたよ」とここで退院のめどが立っているようでしたよね。
8月21日(絵日記の日付)に、サツキがおばあちゃんに「今度の土曜日に帰ってきて、月曜には病院に戻るの」と嬉しそう話していましたよね。
”帰宅延期”の電報
そんなサツキのもとに一通の電報が届き、帰宅は延期され長引いてしまいます。
原因はただの風邪だったようです。
病室でお母さんがお父さんに話しているシーンがありますよね。
病名は語られてはいませんが、電報を送るところから推測すると、ただの風邪でも命に危険があるような病気なのではないのでしょうか?
退院後は「あの子たちにうんとわがままをさせてやるつもりよ」と体調不良を見せず、元気な様子を見せるおかあさんは話をしいますよね。
病室の窓枠のトウモロコシに気が付き
「今そこの松の木でサツキとメイが笑ったように見えた」
と嬉しそうに話している姿を見ると、母として幼い子どもたちと一緒に過ごせない寂しさや、子どもたちには無理をさせているという罪悪感などが伝わってきますよね。
エンディング
タクシーから降り嬉しそうにサツキやメイが駆け寄ってきて出迎えるシーン、3人で入浴するシーンやお母さんを真ん中に〖三匹の山羊〗を読み聞かせしているシーンが流れますよね。
退院後なのか一時帰宅なのかは謎ですが、とても幸せそうですよね。
お父さん
お父さんの名前は”クサカベ タツオ”(電報より)。
東京の大学で考古学教室の研究室に務めている
市外局番東京31局1381番にサツキが電話をかけているシーンで明らかになっていますよね。
まだ子ども達も小さいので、在宅勤務を多くしているのでしょうか?
子どもたちが寝てからも遅くまでお仕事大変そう。
サツキがお弁当を持っていく日寝過ごしてしまうのも無理はないでしょう。
大学へ行く日は東電鉄バスで通勤
自宅の最寄りの停留所は稲荷前。
見た目や話し方からまじめでやさしそうに見える一面もあれば、「家まで競争」と走り出すシーンや3人の入浴シーンで楽しそうにしているのを見ると、子どものように可愛い一面も見られますよね。
メイが初めてトトロにあった日、
「大きなクスノキを見てあの家がとても気に入ったんだ。きっとお母さんも好きになると思ってね」
と、ここで妻のことを気にかける良き夫な一面も見られますね。
まとめ
“となりのトトロ”は子ども向けで書かれているようですが、大人でも楽しめるジブリの代表作^_^
姉妹の絆や家族の思いやり、他人同士で助け合い温かみが伝わる作品になっています。
もう一度鑑賞してみてはいかがでしょう?
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