主人公千尋に立ちはだかるボスのような存在として関わるシーンが多かった湯婆婆。
湯婆婆とは一体どんなキャタクター?
油屋の経営者であり、一児の母親でもある湯婆婆。
油屋には多くの神さまたちが訪れていて、大繁盛していました。
実際身につけているアクセサリーや部屋の装飾も高価で豪華ですもんね。
息子の坊には過剰な愛情を注ぎ、必要以上に甘やかしていました。
湯婆婆のルックスに注目
おっきな顔に立派なかぎ鼻が魔女らしさを醸し出しています。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″]身長は、[move]千尋が10歳児の平均身長140cmだと考え、並んだときから推測すると170cm程[/move]でしょうか。[/moveline]
顔と体のバランスが同じで2頭身。
とても大きく100kgは超えていそうですね。
年齢は公開されていませんが、コハク川の神さまであったハクを弟子にしていたので、結構お年のようです。
湯婆婆から名前を盗られるとどうなってしまうの?
湯婆婆が千尋から名前を奪ったシーンはとても印象的でした。
[moveline color=”#afeeee” sec=”5″ thick=”40″ away=”2″][move]名前を奪われると、どこから自分が来たのか、どこへ帰ればいいのか分からなくなってしまい、油屋に居らざる得ない状況[/move]を作っていました。[/moveline]
でも絵コンテを見てみると、油屋の従業員たちは、ほぼ偽名を使っていたようです。
湯婆婆の魔法で契約をしておらず、自ら働くことを選んでやってきたということです。
何かあったときは、湯婆婆の強力な魔法があり、湯屋が意外に安全だったりします。
また、川の神さまが帰る際、金をばら撒いていたようにチップも貰えたりします。
居心地がいいと思う従業員も多そうですね。
しかしリンだけは、不満を漏らし出ていきたいと言っていました。
希望を抱いてやってきたのに働いてみたら違ったという感じでしょうか。
油屋が閉店した明け方
湯婆婆は黒いマントを纏い、湯バードと一緒におっきな鳥となり飛び去っていました。
どこへ行ったのか気になります。
弟子のハクと何か企んでいるような会話をしていました。
欲深い湯婆婆のこと、何か良くないことをしようとしていたことは確かです。
湯婆婆が、大暴走するカオナシに攻撃したあの技は何?
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湯婆婆ってかめはめ波だせるんだ… pic.twitter.com/8XpmydxRKt— Mame (@Ma_me_325) September 25, 2017
見た目はまさにドラゴンボールのかめはめ波にそっくり!
絵コンテをみると、「ドラゴンボール風」とあるので、かめはめ波で間違いないですね。
湯婆婆の部屋には井戸のようなものの正体は?
ハクは銭婆から契約印を手に入れたけれど、酷い怪我を負っていました。
それを見た湯婆婆は助からないと言い、頭を使い井戸に落とそうとしました。
千尋が一生懸命止めましたが、千尋も一緒に落ちてしまいます。
なんとか意識を取り戻したハクが千尋を助けて、ボイラー室へ出ていきました。
あの穴はなんだったのか、またそこにいた黒い物体はなんだったのかでしょうか。
一部考察では、「龍宮の井戸」というものではないか言われています。
海の中にあるもので、そこに入ってしまうと死んでしまうという民話です。
実際その井戸にいるものは死者なんです。
『千と千尋の神隠し』で出てくる井戸の中はさまざまな通路がある模様。
湯婆婆と銭婆の違いって?
見た目は同じと言える程そっくりな姉妹ですが、いくつか違うところがあります。
魔力は、銭婆の方が強そう
なぜなら、湯婆婆は銭婆の持っている契約印が欲しくてハクに盗みに行かせました。
湯婆婆はその契約印を持っているようではなく、どうしても欲しかったようです。
盗みに行ったハクは、銭婆の追手の紙たちの攻撃を受けボロボロでした。
湯婆婆に比べて銭婆は魂の宿らない物体も多く、器用に操っていたような気がします。
また湯婆婆が激怒し、口から火を出してハクに詰め寄るシーンでは、ハクが銭婆の名前を言うと、ガタッと肩を落とし椅子にうなだれていました。
このようなことより、銭婆は湯婆婆よりも強く、湯婆婆は銭婆の力を妬んで奪いたいのではないでしょうか。
湯婆婆と銭婆は真逆の性格
銭婆は自分が被害を受けたとき、強力な魔法を使い、相手を懲らしめていました。
契約印を盗んだハクは今にも死にそうでした。
その後、千尋たちが銭婆の元へ契約印を返しに行くと暖かく迎えてくれましたね。
お茶を出してくれ千尋の話を聞いて、アドバイスをくれる優しさがあります。
銭婆は一般的に考えると、常識的でまさにおばあちゃんという印象を受けます。
一方湯婆婆は、常に欲に眩んでいます。
湯婆婆と銭婆の住んでいる家が対照的
湯婆婆は、油屋の1番上の見晴らしのいいところに住んでいます。
部屋も豪華で、指輪や家具などお高そうでした。
一方銭婆は、沼の底と呼ばれる暗くて静かなところにひっそりと住んでいます。
家の中も落ち着いていて温かい雰囲気があります。
千尋に渡す髪留めは、「魔法で作ったんじゃ何もない」と言い、手作りしていました。
ペンを取るにも魔法を使う湯婆婆とは違い、魔法を使わない生活を心がけているようです。
銭婆は全く欲がないようにも。
湯婆婆と銭婆は、現代に現代に生きる人々の象徴
職場では湯婆婆のように、部下に対して厳しい態度をとりストレス一杯ですが、家に帰れば銭婆のようにゆったりとして過ごしています。
実際の宮崎駿監督も、会社ではよく怒っているけれど家では大人しいそうです。
湯婆婆、銭婆は基本的に同じ性格をしていますが、おかれている場所や立場によって違う面を映し出しているのです。
湯婆婆の声優は誰?
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湯婆婆は、夏木マリさんが担当されています。
あの迫力ある声は、エネルギッシュな夏木さんだからこそ出せるんでしょうね。
ちなみに、銭婆の声も夏木さんが担当されています。
この作品が声優初体験だそうです。
湯婆婆と銭婆の違いを違和感なく演じられていましたね!
\ジブリ最大のヒット作!/
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